別の宇宙に繋がる扉の正体が判明!? 世界は「時空トンネルだらけ」だった可能性が浮上、科学会に激震!(最新研究)

 ブラックホールだと考えられていたものは、実はワームホールだった!? 支持を得ている最近の学説によれば、通り抜けた先に別の時空が広がっているというワームホールは、この宇宙に満ちているというのである。

■ブラックホール、実はワームホールだった?

 並行してして存在する別の時空、いわゆるパラレルワールドはワームホールを通じて繋がっているといわれている。もしもワームホールを発見して通り抜けることができれば、パラレルワールドに行くことができるというのだ。

 恐怖しかないブラックホールとは対照的に、なかなか夢が膨らむワームホールという存在だが、最近の研究では天の川銀河の中心にあると考えられてきたブラックホールが、実はワームホールではないかと指摘されている。ワームホールの“向こう側”にある恒星の重力が、この宇宙に影響を及ぼしているというのだ。

 1974年に発見された「いて座A*(いてざエースター)」は天の川銀河の中心に位置する明るくコンパクトな天文電波源であり、その中心には超大質量ブラックホールが存在すると考えられている。

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画像は「Wikipedia」より

 いて座A*に超大質量のブラックホールがあることは、銀河中心の恒星軌道から推定された。軌道を精査した結果、天の川銀河の中心に太陽の実に400万倍というとてつもない質量を持つブラックホールがあることが浮き彫りになったのだ。

 太陽系から2万6000光年離れた場所にあるこの超大質量ブラックホールなのだが、興味深いことに一部の天体物理学者は、この超大質量ブラックホールは実際にはワームホールの可能性があると示唆している。

 もしそうであれば、これまで天文学者によって特定された他のブラックホールもワームホールであることを意味するかもしれない。となれば、この宇宙は別の時空に繋がる“トンネル”に満ち溢れていることになる。

 しかし、いて座A*のブラックホールと考えられていたものがワームホールであるという根拠はどこにあるのか。

 米・バッファロー大学のデヤン・ストイコビッチと中国・揚州大学のド・チャン・ダイ氏が学術誌「Physical Review D」で発表した研究によると、いて座A*付近の恒星の異常な動きは、ブラックホールのダイナミクスではなく、ワームホールで生成されたフィールドと別のパラレルワールドの恒星の重力がこの空間に影響を与えていると考えることで説明できるという。つまり、ワームホールの向こう側にある恒星の重力がこちら側の宇宙に影響を及ぼしているというのだ。

 研究者たちはいて座A*の周りで見られる恒星の動きを測定し、パラレルワールドにある恒星がそれらに及ぼす重力効果を検出できると示唆しているのである。

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「The Saxon」の記事より

■超大質量ブラックホールがワームホールである可能性

 それだけではない。昨年11月に王立天文学会月報(Monthly Notices of the Royal Astronomical Society)で発表された新しい研究では、活動銀河核が超大質量ブラックホールではなく、実際にワームホールのゲートであることを示唆している。

 ロシア・サンクトペテルブルクにあるプルコヴォ中央天文台に属するこの研究者は、別の手がかりによってそれらを明らかにすることを提案している。

 ワームホールの内部で衝突が発生するとガンマ線を放出する可能性があり、その放射は超大質量ブラックホールによって放出されるものとは異なる。もしガンマ線を観測することができれば、それらが実際に宇宙全体に散らばっている時空トンネル、すなわちワームホールだということを示す証拠になるのだ。

 これまでのところ、超大質量ブラックホールは少なくともいくつかの銀河に存在することがわかっている。たとえば、250万光年離れたアンドロメダ銀河には、天の川銀河のブラックホールよりもかなり大きいものがある。

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