【朗報】寿命が30%アップする長寿タンパク質「SIRT6」がスゴすぎる!! 学者も驚愕「若さの泉だ」、人生120年時代へ!(最新研究)
“人生100年時代”を迎えたが、それが“120年”に上方修正される日がすぐそこまできているという。“若さの泉”となる長寿プロテインが特定されたのだ。
■長寿プロテイン「SIRT6」を特定
特効薬、“若返りの泉(fountain of youth)”は存在するのか。
イスラエルにあるバル=イラン大学のハイム・コーヘン教授が主導する研究チームが先日に「Nature Communications」で発表した研究では、「SIRT6」と呼ばれるタンパク質が老年期のエネルギー恒常性を最適化し、寿命を最大30%伸ばす可能性があることを報告している。現在80歳の平均寿命が120歳にまで延びるのである。
一部の哺乳類では加齢とともに減少することがわかっているタンパク質「SIRT6」だが、研究チームはこのSIRT6を250匹のマウスに投与して経過を観察してみると、これらのマウスの平均余命が長くなり、見た目が若々しく活動的で、がんにかかりにくくなることを発見した。
「タンパク質SIRT6が“若さの泉”として機能するメカニズムにより、老いたマウスは衰弱することなく、若いマウスと同じレベルの活発な活動を行うことができます」(コーヘン教授)
コーへン教授によればSIRT6が人間に適用される可能性はあるが、現在は人間でのテストは行われていないという。しかし研究チームはSIRT6を人体に安全に投与するための研究も並行して行っている。
現在、世界中の高齢者人口の30%以上が、衰弱、疲労、および身体活動の低下を含む「フレイル症候群(frailty syndrome)」の影響を受けているといわれている。フレイルの増加と全体的な健康状態の低下は、加齢に伴う主要な問題であり、年齢は複数の慢性疾患リスクの主因である。
「老化プロセスの根底にあるメカニズムの理解を深めることは、健康の維持と生存率と寿命の改善につながる介入策の開発を促進するための最優先事項です」(コーヘン教授)
教授は老化、肥満、さらにはインスリン抵抗性などの多くの生物学的機能を制御しているSIRT6タンパク質に着目して集中的な研究を行ってきた。
マウスを使った今回の研究により、研究チームは高いレベルのSIRT6遺伝子が平均余命の改善につながり、がんや血液疾患などのさまざまな加齢性疾患の克服において、大幅な改善を示したことが確認された。さらに驚くべきことに、彼らは若いマウスと同じレベルで活発に活動することができ、体が弱くなることもなかったのである。
■着々と近づく“人生120年時代”
次に研究チームは、さまざまな生化学的方法と代謝解析を通じて、SIRT6が一種の“若さの泉”として機能し、健康的な老化を促進するメカニズムを解明した。
具体的には高齢のマウスは外部のエネルギー源にアクセスできない場合、エネルギーを生成する能力を失い、虚弱体質になることが判明したのである。
そこで研究チームがマウスにSIRT6を投与すると、脂肪の分解など他の貯蔵方法によるエネルギー生成能力を維持することができるようになった。
「これらの発見は、SIRT6が老年期のエネルギー恒常性を最適化し、虚弱化を遅らせ、健康な老化を維持することを示しています」(研究論文より)
全体としてSIRT6 は寿命と、身体活動、断食、老化などの限られた時間帯にエネルギーを生成する能力を制御する。
「これらの経路に加え、老化に関連する主要な代謝シグナル伝達経路をSIRT6がコントロールしていることから、SIRT6を健康的な老化の主要な調節因子として位置づけています」(研究論文より)
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