死期が近づくと“見る夢”が変わる! 著しい4つの傾向、医師が公開した10年の夢記録で判明
「死への恐怖の代わりに、死への恐怖を乗り越える何かが高まります。明らかになっていることとして、人々が口を揃えて言うには、それまで見ていた夢とは異なり、より現実的な光景であるということです」(カール医師)
米・西ペンシルベニアのラジオ局「KADA」のスタッフは同施設の男性患者であるグレッグ・リエブラさんとカール医師が会話する様子を取材している。
●リエブラさん:私の祖母と祖父がどちらもやってきました。
●カール医師:彼らについての夢を見たということですか?
●リエブラさん:はい。何度も夢で彼らを見ています。
「彼を最も愛し、最も養育してくれたのは祖父母であり、彼らと再び一緒になれるのだ、と彼は言っています」(カール医師)
夢の中では自分が子どもの姿になっているということだ。
●カール医師:気分は良いですか?
●リエブラさん:はい、確かに。
この取材の3週間後にリエブラさんは亡くなった。
■夢には“旅立ち”のような共通のテーマも
「患者は肉体的に衰えていますが、内面では逆にとても活気に溢れて生を満喫しています」(カール医師)
カール医師は、死が近づくにつれて夢をより頻繁に見ていると指摘し、そして“旅立ち”のような共通のテーマがあると説明している。
患者のポールさんは、夢の中で最愛の人から旅の準備をするように言われ、スーツケースの中に荷物を詰めている夢を見たという。まさにあの世へと旅立つ準備をしているかのような様相となる。そして死期が近い患者にはこうした旅支度の夢も多く見られているのである。
また未解決の案件が夢に出てくることも多いという。
患者のパトリシアさんは、亡くなった夫に伝えられなかったメッセージを夢の中で伝えたことで安堵したという。
「『あなたはこれを大事にしなければなりません。そうしなければ私は本当に怒りますよ』と私は夫に言いました。すると彼は微笑みました」(パトリシアさん)
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