盗まれた「ハローキティ」人形は呪われていた！ 窃盗犯を襲う怪現象、ヤバい過去も判明

　世界的に愛されている日本発のキャラクター「ハローキティ」。そんなキティちゃん人形にまつわる怪異がタイから報告された。

　12日、同国ムアン地区の廃材処理会社から大きなキティちゃん人形が盗まれるという事件があった。この会社の屑鉄置き場には壊れたトラックがあり、後部座席に鎮座する大きなキティちゃん人形は看板代わりになっていたらしい。驚いた経営者が防犯カメラの映像を確認すると、カップルが人形を盗んでいったことがわかったが、それは異変の始まりに過ぎなかった。なんとその翌日には盗まれたはずのキティちゃん人形が、なぜかトラックの側に戻ってきたのである。

　幸い防犯カメラの映像から犯人を割り出すことに成功し、窃盗犯の逮捕に至ったのだが、2人は奇妙な供述をした。なんと盗んだキティちゃん人形を家に持ち込んだところ、不可思議な現象に襲われたというのだ。1人はキティちゃん人形を盗んだ日の夜に寝室で不気味な少女の影に遭遇し、「何者かに命を奪われるような感覚」を覚えたと語る。あまりの不気味さに、2人はすぐにこのキティちゃん人形に悪霊が取り憑いていると判断。すぐに廃材置き場に戻ると人形をトラックの側に置いて、「怒っている幽霊」にせめてもの償いをすることに決めたのだ。

　だが、処理会社の社長は犯人らの供述に心当たりがあった。人形が鎮座していたトラックは、実は過去に運転手が死亡する事故で全損したもの。そして後部座席に乗っていたキティちゃん人形は、運転手が亡くなる前に誕生日プレゼントとして貰ったものだったのだ。車は5月に会社に到着したが、その中に残されたキティちゃん人形は誰にも引き取られないままだったという。この事実を思い出した社長は、犯人の体験した出来事がこの証言を裏付けるようなものだったため、不思議に思っているという。

　今後この人形がどうなるのかは解っていないが、少なくとももう盗み出すような不届き者は出てこないだろう、と言われているそうだ。

参考：「Thaiger」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】

文＝田中尚（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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