老婆が親戚11人によって生きたまま焼かれる儀式殺人=比
老婆が親戚11人によって生きたまま焼かれる儀式殺人発生! 日本だけじゃないカルト家族の深すぎる闇=比

フィリピン・ミサミスオリエンタル州バリンガサグで先月26日、老婆が11人の親戚によって生きたまま火炙りにされる事件が発生。英紙「The Mirror」が報じて世界的なニュースとなった。
悲鳴を聞いた隣人が止めに入り、被害者のテオフィラ・カムンガイ・カブサスさん(84)を病院へ連れて行った。しかし、テオフィラさんは全身に重度のやけどを負っており、5時間後に死亡した。
■宗教指導者を自称する孫に殺された老婆
当局は、事件直後に容疑者7人を逮捕した。先月30日には、テオフィラさんの娘2人が、他の容疑者2人とともに警察に出頭し、容疑者全員の身柄が拘束された。容疑者11人のうち、4人はテオフィラさんの子供で、残りの5人は孫だった。
容疑者らによると、新たに結成された宗教グループへの参加を拒否したテオフィラさんから「罪を一掃する」ため、彼女を火炙りにしたという。

フィリピン紙「RAPPLER」は、事件を引き起こしたカルト宗教の詳細を報じた。今回の事件を主導したのは、テオフィラさんの孫クレサント・エルシージャ容疑者(22)だった。クレサント容疑者は、「フィリピン慈善キリスト教宣教師協会(PBCM)」の創設者、故トマス・エウジェニオ氏の霊に取り憑かれたため、自分がPBCMの指導者になる運命にあると主張していた。一方、敬虔なPBCMの信者でトマス氏の信奉者でもあったテオフィラさんは、クレサント容疑者の主張を一蹴したという。
トマス氏は、ディナガット・アイランズ州を拠点とする宗教団体「フィリピン事前宣教師協会(PBMA)」から離脱した後、自分は聖霊の生まれ変わりであると主張してPBCMを設立した。2004年9月に亡くなると、息子のチャーリト・エウジェニオ氏が後継者となった。このチャーリト氏は現在、バリンガサグの隣町であるジャサーンにあるサン・アントニオのバランガイ議長(バランガイはフィリピン独自の地方自治単位)を務めている。
チャーリト氏は事件後に逃走した容疑者4人を警察に引き渡した。また、テオフィラさんを殺害したクレサント容疑者らをPBCMから破門した。

■儀式殺人の背景にあるカルト宗教の異常性
これまでカブサス一族や、クレサント容疑者とその家族は、善良で高潔な生活を送っていることで知られていた。
クレサント容疑者の友人や同級生は、同容疑者がスマートな服装をしていて、町や学校では「良い男」として知られていると口を揃える。バリンガサグ警察の捜査官であるロバート・ジョン・ガルド氏は、事件が起こるまで「村でクレサントとその家族の悪口を言う人は誰もいなかった」と語った。
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