「呪いを解くために妊婦を襲撃したオカルト結社! 返り討ちに遭って発覚した戦慄の真実
呪いを解くために妊婦を殺害しようとした「結社」
ライフルで撃たれた侵入者の一人は病院へ搬送された。彼は昏睡状態に陥る前に、自分がデビッド・リンドナーで、共犯者の名前は「リッキー」だと言った。彼を尋問した元イリノイ州警察巡査部長のケリー・ヘンビー氏はSnappedで次のように述べた。
「私は彼に、なぜこうなったのか、何が起こっているのかと尋ねました。そして、彼は『その女は私たちに呪いをかけたので、私たちは彼女を殺さなければならなかった』言いました」
同じ病院で治療を受けていたジャクリーンさんは、夜中に目が覚めた彼女は2人の侵入者に攻撃され、痛みのあまり叫び声を上げたところ、ジョシュアさんが目覚めて彼女を守ろうとしたと説明した。また、デビッド・リンドナーに会ったことはないし、彼に呪いをかけたという彼の主張も理解できないと刑事らに話した。
同日午前8時頃、近隣の病院から当局に連絡が入った。足に刺し傷を負った男性、オスカー・エック(当時38)が病院を訪れたという。オスカーは周囲の人々から「リッキー」と呼ばれていた。
イリノイ州警察巡査部長のジョン・ワグル氏は病院を訪れ、オスカーに怪我について尋問した。その間に、エックの友人である2人の女性、イレニア・コトナー(当時34)とジェニー・ウルフ(当時20)が現れた。ジョン氏によると、イレニアはとても緊張して、目に見えて震えていたという。2人の女性は事件について否定して身柄拘束を免れた。
捜査官は、オスカーのルームメイトであるミスティ・ガングロフ(当時22)にも聞き込みを行った。彼女も事件について何も知らないと主張した。しかし、捜査官は彼らの家で魔術に関する本を見つけた。ジョン氏は、事件が魔術に関連している可能性があると考えた。
尋問のために連行されたミスティは、彼女とオスカーはスーパーでイレニアとジェニーと一緒に働いていたと述べた。彼らは友人関係にあり、魔術とオカルトに魅了された仲間だった。最年長のイレニアは、彼らの「結社」のリーダーだった。弁護士のデビッド・ウィリアムズ氏は「彼らはろうそくの明かりをともした儀式を行い、呪いを解くことについて話し会いました」とSnappedで語った。
ミスティによると、2005年春、イレニアはリンジーさんが自分に呪いをかけたと言ったという。地元メディアは、呪いを解く唯一の方法はリンジーさんと彼女のお腹の中にいる胎児を殺害することだとイレニアが主張したと報じた。
ジャッキーさんは、リンジーさんと付き合う前、イレニアと4年間付き合っていた。
儀式で妊婦の殺害を決意したオカルト仲間たち
捜査官はオスカーに尋問した。オスカーは、イレニアがリンジーさんの呪いについて自分を説得したこと、自分はリンジーさん殺害計画に関与してデビッドを巻き込んだことを自白した。
8月22日夜、イレニアは交霊会のためにオスカー、デビッド、ジェニーを集めた。彼女は、儀式用のろうそくの明かりがちらついたことから、リンジーさん殺害の時期が訪れたことを示していて、ろうそくが燃え尽きる前にリンジーさんの殺害を終わらせなければならないと言ったとされる。
ジェニーは第一級殺人・住居侵入・殺人共謀、ミスティは殺人共謀、オスカーは第一級殺人、イレニアは第一級殺人・殺人共謀・住居侵入でそれぞれ有罪判決を受けた。
魔術を利用して自らの恋敵を殺害しようとしたイレニアは2063年まで仮釈放の資格を得られない。もし仮釈放が認められたとしても、彼女は93歳になっている。オカルトをもてあそんだ者の末路である。
参考:「Oxygen」、「100.9 The Eagle」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「呪いを解くために妊婦を襲撃したオカルト結社! 返り討ちに遭って発覚した戦慄の真実のページです。呪い、ライフル、ナイフ、オカルトなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで