『エコノミスト2023』の表紙に描かれた暗黒予言! 日本がウクライナ化、中国やトルコも戦争に突入か?

2023年に中国が日本に侵攻か?

 では、ここから『The World Ahead 2023』の表紙で気になる部分を読み解いていこう。

『エコノミスト2023』の表紙に描かれた暗黒予言! 日本がウクライナ化、中国やトルコも戦争に突入か?の画像2
画像は「The Economist」より

●暗転している表紙

 2022年の表紙は白が基調だったが今年は黒が基調である。ということは、2023年は2022年に比べて暗転する。つまり、さらに状況が悪化するということだろうか?

●2023年の主要国

 表紙に描かれた主要国とそのリーダーは次の通り。

・台湾の蔡英文総統

・中国の習近平国家主席

・ウクライナのゼレンスキー大統領

・アメリカのバイデン大統領

・イタリアのメローニ首相

・ロシアのプーチン大統領

 以上6つの国とそのリーダーが2023年の世界を大きく動かすということを示唆しているようだ。それぞれの国が独立して描かれていることから戦争などで対立する可能性も考えられるだろう。

 リーダーの顔の大きさが違うが、プーチン大統領、習国家主席、バイデン大統領がことさら大きく描かれている。来年はこの3人が影響力を持つ世界となるのだろうか。

 さらに、日本の岸田首相は描かれてないことから、来年も日本は世界の表舞台で活躍するとは期待されていないようだ。

●蔡英文のロボットアーム

 台湾にある世界最大の半導体受託製造TSMCを巡って中国と米国の半導体戦争が激化する暗示か?

●習近平の空飛ぶ車

 中国の新興EVメーカー小鵬汽車(シャオペン)の空飛ぶ車「旅航者X2」が描かれている。2023年、中国が空飛ぶ車を全世界に売り出していくことを示唆しているのか?

●バイデンとエネルギー問題

 バイデンの周囲に描かれている輸送タンカーと風車はエネルギーの象徴か。

 アメリカ主導のロシアに対する経済制裁がヨーロッパや日本などのエネルギーを滞らせ、結果アメリカの信用が失墜するなどの問題が起こるのではないか?

 またバイデンの左上に描かれているのは「サイキ」という人工衛星だ。これは金属を主体とする小惑星「プシケ」を探索するために開発されている。サイキは今年8月の打ち上げが延期され、次回打ち上げ予定は2023年7月、もしくは2024年とされている。首尾よく来年中に「サイキ」が打ち上げられれば、2029~30年にはプシケに到達する。プシケは大量の金属を含有し、その総額は世界経済(約7370兆ドル)のおよそ1356倍にあたる1000京ドル(約10垓円)だと推測されていることから、サイキによる調査は純粋な科学的目的からではなく、プシケの資産価値を算定するためではないかともいわれている。もし、プシケを米国が利用できるとなれば、米国の覇権は揺るぎないものになり、また大きな混乱が世界にもたらされることになりそうだ。

●日本がウクライナ状態に?

 ゼレンスキーの隣にある地対艦ミサイルは、陸上自衛隊の「12式地対艦誘導弾」だとされている。これは、2023年に台湾問題を巡って米中戦争が勃発した場合、日本が中国から攻撃を受けて反撃するという意味なのかもしれない。実際、12式地対艦誘導弾は奄美大島と宮古島に配備されており、敵艦の上陸を許す前に対艦ミサイルを撃ち込み、撃沈することが目的だとされる。もちろん、ここでの仮想敵国は中国であることは言うまでもない。

●宇宙で歴史的発見?

 表紙の真ん中にあるのは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡である。これまでの中で最も強力な望遠鏡とされることから、2023年は宇宙で異星人の存在を証明するなど歴史的な発見をする可能性があるのではないだろうか?

 その他、全体的に見て格子状のものが描かれているが、これはメタバース上の土地を表現しているといわれ、世界でよりいっそう仮想現実化が進むと考えられる。また、背後のバラバラの赤い四角は木っ端微塵になった日の丸にも見えなくもない。2023年は、日本は世界情勢に翻弄され戦争に巻き込まれてめちゃくちゃになってしまうのだろうか?

 いかがだっただろう? 『エコノミスト』はエリート支配者の計画書とも言われている。予言ではなく、計画ならば、必ずしも計画通りにはいかないのが世の常である。

 物騒な話ばかりになってしまったが、2023年はエコノミストの表紙とはかけ離れた彩り豊かな明るい年になってくれることを祈らずにはいられない。

参考:「The Economist」、ほか

文=白神じゅりこ

新感覚オカルト作家。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている。

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