古代文明は核戦争で滅亡した? 古代核戦争説にまつわる7つの事例

・事例5:人類のゆりかご

 南アフリカ共和国には、ユネスコの世界文化遺産に指定されている「人類のゆりかご」と呼ばれる直径50キロメートルほどのクレーター跡(フレデフォート・ドーム)がある。この地域では、アウストラロピテクスの骨など人類の誕生と進化の歴史を紐解く遺跡が数多く発見されている。

 クレーターは隕石が落下した跡だというのが通説とされてきたが、不思議なことに、偶然にも20億年前と1億4500年前と同じ場所に二度も落下しているようなのだ。

 そして、20億年前に落下した隕石は直径10~12kmで速度約20km/sで、衝突時のエネルギーは広島型原爆の58億倍、衝突時ににはマグネュード14の地震が発生したといわれる。地殻は地下25kmまでえぐられ、マントルが溶融し、大量の岩石が蒸発し急激に冷却したことを示す地質が確認されている。

 衝突直後のドームの大きさは300km程度あったと推定されているが、現在は長年の侵食により50km程度が残る。

 1億4500年前に落ちた隕石については諸説あり、更に規模が大きかったという説もある。

 いずれも地球上の生命生存に危機をもたらすものだろう。

 20億年前はミトコンドリアや真核生物くらいしか存在しなかったとされているが、1億4500万年前~1億年前は恐竜が進化を遂げている時代で、不思議と地球上の生命の大量絶滅が起きた痕跡がないのだ。

 このことから、「人類のゆりかご」は隕石落下の跡地だという説も今後の研究で覆えされる可能性も否めないだろう。

 一部では「古代核戦争の巨大核爆弾による跡ではないか」という噂もある。

・事例6:ラピスラズリ

 イラクの遺跡からたびたびラピスラズリ(和名:瑠璃)が発見されている。

 ラピスラズリはエジプトの「死者の書」、旧約聖書の「出エジプト記」にも記述があるほど、古くから人類の歴史に登場する青く美しい貴石だ。

 ラピスラズリはシュメール文明との関わりが深い。

 シュメール人は、紀元前3500年ごろ、どこからともなくこの地に現れ、高度な文明を築き上げた。特に天文学の知識に優れ、なぜか肉眼では見えない、天王星、海王星、冥王星の存在を知り、世界で初めて太陰暦を使っていたそうだ。医学の知識にも卓越し白内障の手術方法を知っていたという。

 そんな高度な文明を築いたシュメール文明は、紀元前2000年ごろに突然消している。更に不可解なのは、シュメール人の存在そのものが1850年代まで知られていなかったことだ。

 異色の考古学研究家・作家のゼカリア・シッチンなどが唱える説によると、シュメール文明には地球外生命体が関わり、「核戦争で滅びた」という。

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