古代文明は核戦争で滅亡した? 古代核戦争説にまつわる7つの事例
●事例7:スコットランド
スコットランドには古代から中世のガラス化した城壁が80箇所以上も発見されている。
特に有名なのはライニー付近に所在するタップ・オノスという丘上に立つ砦で、城壁が熱によって変形し、溶解してガラス化しているそうだ。
「ガラスの城壁」が如何に創られたかは謎で、 現在でも大きな建造構造物をガラス化する有効な方法は存在しない。古代ガラスは一般的に、珪砂やソーダ灰、石灰などを原料として摂氏1200度以上の熱で溶かすことによって作られるが、要塞全体をガラス化するために必要な温度は、原爆の爆発に匹敵する高温とエネルギーが必要になるという。
「敵勢力がその場所を占拠した後に、1050~1235度の高温にじっくりさらしてから、冷やして出来た」もしくは「太陽フレアによる陽プラズマ現象により作られた」というのが通説だが、前者は時間もかかり至難の業で、後者の方法は証明されていない。
そのため、一部では 「核戦争の跡ではないか」という噂もある。
いかがだろうか。いずれも、考古学的な確固たる証拠はないが、「古代核戦争」があったのかもしれないと想像力を刺激する事例ばかりだ。
もし本当に「核戦争により人類文明が滅んだ」とすれば、決して歴史を繰り返してはならず、我々はこのような思考実験をただの「オカルト」と考えずに今の時代にこそ真摯に向き合うべきなのかもしれない。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊古代文明は核戦争で滅亡した? 古代核戦争説にまつわる7つの事例のページです。核戦争、旧約聖書、古代都市などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで