12年以内に宇宙生まれの人類が誕生へ! 地球外進出を目論む「スペースベイビー計画」
オランダの「Spaceborn United」社は、人類が惑星外のコロニーを建設する道を開く可能性も視野に、軌道上のバイオ衛星で人工授精を行う計画を進めているという。
最初のテスト飛行は、3カ月後にカナダ上空で行われ、最初はマウスやラットの精子や卵子を使用した実験を行うとのことだ。
同社のエグベルト・エーデルブルック博士は、次のように述べている。
「目標は、いずれ人々が自然な方法で惑星外で生殖できるようになることです。しかし、最も倫理的で医学的に最適な方法でそれを達成するためには、生殖補助技術でそれを研究する必要があります。」
Spaceborn Unitedは地球以外の人類初のコロニーを設立するために2016年に創設された宇宙国家「アスガルディア」の支援を受けている。アスガルディアは2016年10月に建国が宣言された人類初の「宇宙国家」で、その名は北欧神話の神々が住まう国「アスガルド」に由来する。ロシア人実業家のイーゴリ・アシュルベイル氏が始めた、人類による環境破壊や戦争の脅威から逃れ、広い宇宙に活路を見出そうという壮大なプロジェクトだ。
アスガルディアのチェアマンであるレンビット・オピック氏は、「われわれは、宇宙出産のための道徳的、生物学的に持続可能な解決策を特定しなければ、惑星や星系に到達することはできない」と述べ、Spaceborn Unitedを支持している。
エーデルブルック博士によると、今後12年以内に最初の赤ちゃんが宇宙で生まれる可能性があるとのことだ。
出産する女性について、すでにその条件が考えられており、たとえば過去に2回、完璧な出産を経験し、高い自然放射線抵抗性を持っていることなのが要求されている。30人程度の妊婦の参加を予定しており、宇宙での出産は地上よりもむしろリスクが低いとエーデルブルック博士は考えているそうだ。
宇宙生まれの人類が誕生するのも時間の問題のようだ。いずれは、スペースベイビーが大量に生まれ、人類の宇宙開発を請け負ってゆくのだろうか。まるでSFのような話だが、すでに火星移住や月面基地の建設など、人類の地球外進出計画は着々と進められていることを考えると、あながちあり得ない話でもないだろう。
参考:「Daily Star」ほか
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2024.10.02 20:00心霊12年以内に宇宙生まれの人類が誕生へ! 地球外進出を目論む「スペースベイビー計画」のページです。宇宙出産、アスガルディア、スペース・コロニーなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで