今月、過去最大規模のネッシー調査が始動! ついに伝説のUMAを発見へ!?

 UMA(※1)を代表する存在であるネス湖の怪物・ネッシーだが、なんと今月末にネス湖でこれまでにない規模の徹底的な“ローラー作戦”が行われるという――。

1972年以来の大規模なネス湖調査

 スコットランドのハイランド地方自治体評議会エリアにある村、ドラムナドロヒトはネス湖の西岸近くにあり、村にはUMAファンの間では有名な「ネス湖怪獣展示館(Loch Ness Monster Exhibition Centre)」がある。

 最近になってこの展示館はリニューアルオープンして心機一転を図ったのだが、その新たな門出を祝う意味もあってか、同館はボランティアのネス湖研究グループ「Loch Ness Exploration(LNE)」と協力してこの50年以上で最大規模のネス湖の調査を計画している。神秘的なネス湖の秘密を明らかにするために、これまで湖で使用されたことのない測量機器が導入されるということで、この調査はネッシー探索のまさに“ローラー作戦”といえそうだ。

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「The Loch Ness Centre」より

 今回の調査はネス湖調査局が1972年にネッシーの痕跡を求めて入念な調査をして以来の最大規模の調査になるということで、同館は週末の8月26日と27日に調査に参加してくれる新進気鋭のネッシーハンターを募集している。応募フォームにはhttps://lochness.com/the-big-watch-sign-up-form/からアクセス可能だ。

 調査に用いられる機器にには赤外線カメラを使用して空中から水面と水中の熱画像を生成するドローンも含まれている。上空からの熱源の計測は、奇妙な異常現象を特定するために重要であると考えられたのだ。

 加えて中聴音器は水中の音響信号を検出し、ネッシーの鳴き声を検知するために使用されるほか、望遠レンズのカメラなど従来の機器も使われる予定だ。

 調査期間中はLNEのアラン・マッケナ氏が毎朝ボランティア調査員たちに何に注意すべきかについてブリーフィングを行い、そして所見を記録する方法について説明し、午後にはその日の出来事を振り返る報告会が行われる。

 マッケナ氏は「LNEを立ち上げて以来、説明が難しいあらゆる種類の自然の挙動や現象を記録、研究、分析することが常に私たちの目標であった」と述べている。

「新世代のネス湖愛好家にインスピレーションを与えることが私たちの願いであり、この大規模な調査に参加することで、世界中の多くの人々を魅了してきたこの魅力的な謎に個人的に貢献する本当の機会を得ることができます」(マッケナ氏)

 ネス湖怪獣展示館のゼネラルマネジャーであるポール・ニクソン氏は「私たちはこのユニークな物語の支持者であり、訪問者に忘れられない体験を生み出すことに投資するだけでなく、探索を継続し、この有名な湖にある謎を明らかにすることに尽力します」とアナウンスしている。

「週末はこれまでに行われたことのない方法で海域を探索する機会を与えてくれます。私たちは何が発見できるのか待ちきれません」(ニクソン氏)

 今月末に迫ったネッシーを追う大規模な“ローラー作戦”でどんな発見があるのか期待は膨らむ。

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「Daily Mail」の記事より

最新のネッシー目撃証言

 今年4月9日にはネス湖に隣接したゲストハウス「フォイヤーズ・ルースト(Foyers Roost)」の窓から景色を眺めていたジョン・ペインさん(55歳)が、湖の水面で何か奇妙な動きがあることに気づき写真を撮影している。確かにネッシーのような首の長い生物が水面から首を突き出して泳いでいるようかのようにも見える写真だ。

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「Daily Mail」の記事より

 ゲストハウスで家族と休暇を楽しんでた3児の父であるジョン・ペインさんは「この巨大な物体がどこからともなく現れた」と語っている。いったんは見失って写真を撮り損ねたということだが、再びあらわれたところをスマホのカメラで収めたということだ。

「私たちは湖から約1マイル離れたところにいたので、それがはっきりと見えたということはそれは非常に大きなものに違いありませんでした。そんなに遠くからは鳥などは見えなかったでしょう。それは何か大きなものでなければなりませんでした。そしてそれは長い首のようでした」(ペインさん)

 水面に浮きあがっていたのは2分くらいの間で、その後また見えなくなったという。ペインさんは目撃後に湖畔に向かって付近を良く見てみたが何もなかったということだ。

 一方でネッシーハンターのオーエン・オファオダゲインさん(58歳)は、ネス湖に設置されたウェブカメラの映像をモニターしていた際、体長約9メートルと推定される水面からコブ状のものを突き出した黒い遊泳物体を発見し、1時間以内にそれほど遠くない場所で同様の物体を見つけたと主張している。

「物体の間に水の乱れが見られないという事実を考慮すると、それらは2つの別々の動く生き物であることに同意する必要があるでしょう」(オファオダゲインさん)

 こうしたことからオファオダゲインさんはネス湖の怪物が1匹だけではなく、2匹いる可能性があること指摘している。

 このように今年に入ってからも新たな目撃証言が報告されているネス湖だけに、今月末に控えた大規模調査にますます期待が高まる。

(※1) UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

参考:「Daily Mail」「Daily Mail」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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