UMA「ビッグフット」にリンゴを与えないと襲われる!? クマよりも大きな獣人が車を破壊
北米大陸を代表するUMAのビッグフット(※1)。ビッグフットは時折人家の近くに姿を現すことから、人間の食べ物のおこぼれを狙っていたりするのではないか、という説も存在している。事実、自宅の敷地内までビッグフットが入り込んでいて至近距離で対面した人の話や、ごく稀にだがビッグフットに襲撃を受けたという事例も存在している。
ワシントン州にて、モーターホームというキャンピングカー住まいのある女性は、なんと自分の車に近づいてくるビッグフットをなだめるため、リンゴで餌付けしていると語っている。
トナ・カルロさん(71)は、米ワシントン州の都市ロイ近郊の森の中で、大型のキャンピングカーにて生活している。彼女がビッグフットと遭遇したのは、飼っている馬のためにリンゴを箱で買い付けて帰ってきた時のことだった。車からリンゴの木箱を下ろし、買い物袋を持って改めてモーターホームに入ろうとしたところ、リンゴが地面に投げ出されていたという。
そして彼女の愛犬のジギーが「気が狂ったように吠えながら、車の中に入ろうとドアに飛びついていた」のに気づいた。ともあれ急いで車の中に入り、ドアを閉めてから振り返ると、そこには「この辺のクマよりも大きな、赤茶色の毛に覆われた人間のような生き物」が、しゃがんで木箱からリンゴを掴み出していたのだった。しかもその生物は、衝撃的な瞬間を目撃して動けないでいる彼女と目が合ったかと思うと、「見られた!」という表情でリンゴを口に入れたのだそう。
そのビッグフットと思われる生物は、身長約1.8メートルで直立歩行したという。カルロさんは目の前の生物を刺激しないよう、飼い犬に話しかけるように「いい子だ、いい子だからね」とビッグフットに話しかけたという。しかし、その直後にビッグフットは彼女の車に襲いかかった。
「大きな獣が、ドアの窓に大きな手を当て、強く押し付けました。そのせいでネジが外れ、プラスチックのトリムリングが内側に割れ、下端だけがつながっている状態になりました。私は『いい子だから、リンゴでも取っていきなさい』と言い続けたんだけど、そいつはモーターホームの運転席側の後ろの角に行ったんです。」(カルロさん)
幸いこの時はビッグフットもすぐに立ち去ったようだが、被害は大きかった。「ジェネレーターは外れてしまったので、今は屋根の上に置いてあります」とカルロさんは語る。
残念ながらスマートフォンは車の中で充電中だったため、襲撃中の様子は撮影できなかったそうだが、ビッグフットに壊された車や周辺の状況、また周囲に残された足跡は写真に収めることができた。
彼女は今、「ビッグフットを刺激せず、平和を保てるよう」に、わざわざリンゴを車の外に置いていると語っている。「リンゴを外に出しておかないと、新しい大きなモーターホームの壁を時々叩かれるの」とカルロさん。これは彼女だけでなく、彼女の近隣に住む人々も同じようで、「ビッグフットの襲撃を受けないように餌をやっている」と証言しているそう。しかし野生動物の、場合によっては凶暴だったり害獣にあたるかもしれない生物に対して餌付けしてしまうのはいかがなものか、という意見もあるだろうが、ビッグフットが類人猿だとするとかなり知能も高いと思われるので、刺激しないようにするというのはあながち間違いではない、という話しもある。
ビッグフット関連の問題に直面している人へのアドバイスとして、カルロさんは次のように語っている。
「脅威を感じたら彼らに場所を譲り、事態が収まるのを待つのが礼儀です。彼らはあなたの意図を察知しているようだから、脅さないようにね」(同)
(※1) ビッグフットとは森の中を歩き回る大きくて毛むくじゃらの大型類人猿のような未確認生物。一般的に身長2~3m、体重200~350kgの巨体で怪力、直立二足歩行をしているとされ、カナダやアメリカの民間伝承では「サスカッチ」とも呼ばれる。その姿は大型化したゴリラやチンパンジーのようにも見える。これによく似た未確認生物にヒマラヤの「イエティ」、オーストラリアの「ヨウィー」、そしてシベリアの「チュチュニア」などが報告されているが、それぞれの関係性は不明。
参考:「Daily Star」
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