【新説】古代エジプト人にミイラ作りを教えたのは宇宙人だった!? 将来のクローン化を見越した遺伝子保存技術か?
古代エジプト文明に宇宙人が介入していたとする説を真剣に研究する人々は多い。特にツタンカーメン王の父であるアクエンアテン自身が宇宙人もしくは宇宙人とのハイブリッドだったと考えられることもある。そのため、古代エジプト人の信仰や風習には地球外由来の知識が含まれていると見る向きもあり、その1つがミイラ化技術だ。
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※ こちらの記事は2022年9月7日の記事を再掲しています。
ピラミッドの建設方法など、古代エジプト文明の技術レベルには謎が多い。我々が考えるよりもはるかに先進的だったと思われる古代エジプト文明だが、ひときわ特徴的な技術こそが人体のミイラ化だ――。
なぜ古代エジプトでミイラ化技術が発達したのか?
紀元前の数千年にわたり栄華を誇った古代エジプト文明の技術レベルと思想は、今も多くの研究者を困惑させている。
エジプト人は死後も生きることができると信じていたといわれ、死体を生命体として保存するミイラ化の技術を発達させてきた。
その背景には宗教的な信念があったとされているが、人類の古代文明に地球外文明の関与があったとされる「古代宇宙飛行士説」の観点では、ミイラ化は死者をいつか生き返らせるために行われたという解釈もある。
ミイラ化(mummification)は、古代エジプトだけでなく中国、カナリア諸島のグアンチェ族、および南米のコロンブス以前の多くの社会(インカを含む)などでも行われており、広く普及した伝統技術である。ミイラ化の最古の例は、南アメリカのチンチョロ文化で発見されたもので、約7000年前のものだ。
最初のエジプトのミイラ(紀元前3000年頃)が発見されるよりも実に2000年前にミイラ化の技術があったことになるのだが、しかし、ミイラ化の技術が最も発達したのは古代エジプトであったという。
古代エジプト人は来世に執着しており、人間の精神は死後も生き残ると信じていた。また、現世で罪を犯していないことが判明した場合、死後も永遠の楽園で暮らすことを神々から許可されると信じられていた。
永遠の楽園で暮らすためには身体が無傷であることが求められ、そのためにミイラ化はきわめて重要なプロセスであったのだ。古代エジプト文明においてミイラ化は「エンバーマー(embalmer)」として知られる熟練した職人だけが行うことができた。
オルタナティブメディア「Howandwhys」の記事では、古代エジプトで遺体を保存する技術が発達した背景には宗教的な信念だけではなく、科学的な理由もあった可能性を指摘している。彼らは遺伝子工学についての知見を有していた可能性があり、死者を生き返らせる未来を見込んでいたかもしれないというのだ。そして、その入れ知恵をした存在こそ古代宇宙飛行士、つまりエイリアンであったという。
ツタンカーメン王が復活を遂げる未来
メキシコの法医学者、アレハンドロ・エルナンデス・カルデナス博士は、死体の識別を助けるために死体を再水和する画期的な技術を開発し、ミイラ化した遺体を“よみがえらせる”ことに成功している。メキシコの暑い砂漠の気候で何年も乾燥させられたミイラ化遺体や、認識できない殺人犠牲者の遺体の組織に再び水分を供給し、死亡直後の状態に戻すことを可能にしたのである。
カルデナス博士の技術は確かに目を瞠るものがあるが、ミイラ化した体を復元する科学的試みはこれが初めてではない。
1968年、英リバプール大学のロバート・コノリー氏は、エジプトで最も有名なファラオであるツタンカーメン王のミイラ化した遺体から血液を再生しようと試みた。ツタンカーメン王のミイラの皮膚サンプルから採取した抗原を、彼自身の血液(O型)の血球と結合させたのだ。
分析の結果、ツタンカーメン王の血液型はA型であることが判明し、さらにDNA鑑定さえも可能になったのである。
また、2008年にはツタンカーメン王の墓で発見された胎児のミイラ2体が双子で、ツタンカーメンの子どもである可能性が高いことをDNA鑑定によって突き止められたと報告している。
まさに古代エジプトのミイラ化技術は、数千年を経てもDNA鑑定が可能なほど高度だったということになるが、「古代宇宙飛行士説」の理論家によれば、死体の保存は単なる儀式的な試みではなく、古代エジプト人が何千年も前からそのように科学技術が飛躍的に進歩することを予見していた証左であるという。
古代の宇宙飛行士、つまり先進的地球外文明のエイリアンが古代エジプト人にDNAを保存するためのミイラ化技術を教えた可能性があり、将来的の人類がミイラのクローンを作成し、文字通り生き返らせてくれることを予期していたというのである。
アメリカ人作家デビッド・ウィルコック氏は次のように述べている。
「古代の地球外生命体の教えに従い、自分の身体がミイラ化された場合、将来そのクローンが生まれる可能性があることを当人がじゅうぶんに認識していた可能性があります」(デビッド・ウィルコック氏)
ウィルコック氏の見解は一部現実のものになっている。2020年、科学者たちはアメリカの絶滅危惧種であるクロアシイタチのクローンを、30年以上前に死亡し冷凍保存されていた個体の遺伝子から作成することに成功した。
これは、現代科学の歴史における最大の成果の1つであり、この技術により将来的には人間のクローンも可能になる道が拓かれたのだ。
遺体からクローンが作られる未来を古代エジプト人は知っていたのか。そして、それはエイリアンの“入れ知恵”であり、ミイラ化の技術も彼らから教わったのか。ツタンカーメン王が遺伝子工学的に復活する驚愕の未来は、それほど遠い先のことではないのかもしれない。
参考:「Howandwhys」ほか
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