「プロジェクト・ブルー・ビーム」史上最も闇深い陰謀論の真相とは

 フリーメーソンやJFK暗殺など数々の“陰謀論”がまことしやかに語られているが、ある陰謀輪者は「史上最も闇深い陰謀論」があると説明する。それについて言及すると「殺されるかもしれない」というのだ――。

■「史上最も闇深い陰謀論」とは?

 いわゆる“陰謀論”にはさまざまなものがあるが、その中でもUFOとエイリアンに関する陰謀論において最も危険で最も闇深い理論があるという。

 陰謀論者のジェリド・ドーソン氏は先日、兄で人気ユーチューバーのシェーン・ドーソン氏の動画番組に出演して「史上最も闇深い陰謀論」について解説している。

 番組ホストのシェーンは、陰謀論者を自認する弟のジェリドに、疑惑の陰謀論である“人口削減計画”について質問したところ、ジェリドはその種の話の中にはきわめて危険であり「そのことについて話しただけでも殺されるかもしれない」ものがあると言及している。

ジェリド・ドーソン氏 画像は「YouTuber」より

 ジェリドによれば、触れてはなららないアンタッチャブルな陰謀論とは「プロジェクト・ブルー・ビーム」と呼ばれる極秘の計画である。

 このプロジェクトは人々に敵対的なエイリアン文明に侵略される恐怖を植えつけるものであり、すでに実行されている長期に及ぶプロジェクトであると説明されている。

 ジェリドはこの「プロジェクト・ブルー・ビーム」の噂を調べ始めたとき、その噂は「あまりにも現実的」であり、この邪悪な計画が実行されていることが如実に感じられたため、極度の不安に襲われたという。

 まず最近の「UFO」から「UAP」への用語の変更は、政府がエイリアン訪問者の問題をより真剣に話し合っていることを示すためのものであると彼は指摘する。

「現時点では、彼らはより正当な(UAPという)名前さえ持っています。“UFO”というと間抜けで少し陰謀論的な感じがしましたが、今ではこれらのものは本当の名称に代わりました。それは“UAP”です」(ジェリド)

 アメリカ政府が使うようになった“UAP”という用語は、やや俗っぽくなりはじめた“UFO”を刷新するために意図的に導入されたというのである。

「私のメッセージに対して毎日、誰かが私を攻撃してくるのですが、それは地球平面説などに興味を持っている人たちだけではなく、本当に(エイリアンの地球侵略を)心配している人たちなのです」(ジェリド)

 ジェリドによれば「プロジェクト・ブルー・ビーム」の背後には邪悪なエリートたちがおり、人々にエイリアンの地球侵略について恐怖を煽ることで、裏から世界を支配しようと意図しているという。

「Daily Star」の記事より

■UFOと“人口削減”が結びつく

「プロジェクト・ブルー・ビーム」は1994年にセルジュ・モナストというカナダの陰謀論者によって最初に暴露された。計画はいくつかの段階に分かれているとされており、それぞれの段階で一般大衆はエイリアンの侵略が差し迫っていることをより信じるようになるという。

「最初の段階では、私たちが住んでいる現実に対する私たちの認識を変える、ある種の文書を発掘することになります。私たちを混乱させ、起こり得る可能性に対して私たちの心を開くことになるでしょう」(ジェリド)

 つまりUFOやエイリアンの存在が示唆される噂や“陰謀論”を広め、人々を混乱と動揺に陥れることが手初めであるという。

「第2段階は基本的に、これがどのようなものになるかを私たち全員に想像できるようにすることであり、それを実現する最良の方法は映画を通して行うことです」(ジェリド)

 ジェリドによれば1996年の映画『インデペンデンス・デイ』の公開は、一般大衆に対するこの心理的プログラムの一環であったということだ。

「Daily Star」の記事より

 奇しくもモナストは同年の1996年に51歳で亡くなっている。彼はこの理論に関係し、予期せぬ死を遂げたと思われる数多くの人物のうちの1人であるという。

「そして2週間後、この本の執筆を手伝ってくれたパートナーも同様の心臓発作で亡くなりました」とジェリドは指摘する。

「第3段階では、彼らは実際にホログラフィック画像を空に投影して、エイリアンの侵略を実際に私たちに見せます。そして第4段階では、彼らは私たち全員を地下バンカーと潜水艦の中に入れようとしています。幸運に恵まれた少数の人々は、この『世界の終わりの黙示録』を生き延びることになるでしょう」(ジェリド)

 彼はまた謎の「フェニックス・ライト」やよく知られたUSSニミッツのUFO遭遇などの大量のUFO目撃情報は、大規模な偽装エイリアン侵略の準備をするためにペンタゴンが画策したでっちあげだと確信している。

「映画の中だけにとどめるのではなく、現実の要素を加えるために、実際にこれを現実に持ち込まなければなりません」(ジェリド)

 そしてそれを実現する方法は、ロナルド・レーガン大統領が「外部の普遍的脅威」と表現したものであり、それによって我々全員が地下シェルターや、指導者が命じる他の場所に喜んで入っていくことになるだろうと説明する。地下に避難した人々は“削減”されてしまうということなのか。

 こうしてUFOと“人口削減”が結びつくことになったわけだが、ここまで語ってしまったジェリドの身に危険は及ばないのだろうか。この先彼の身に何か起これば、この「史上最も闇深い陰謀論」の実在が示唆されてくるわけだが……。

参考:「Daily Star」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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