ロシアの謎すぎる短波ラジオ「UVB-76」は「デッドハンド」信号なのか?

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 以前TOCANAでも紹介した、何十年もの間、ロシアのある施設から放送され続けている謎のブザー「UVB-76」。

 この短波ラジオはその不明確な目的と、奇妙でバラバラな放送の性質が相まって、世界中のラジオ愛好家の間で長年研究されているものだ。

 一般的にはブーンというノイズ音が流れているだけだが、時折アニメのキャラクターのクリップ、バラバラな文章、合成音声で復唱される数字や一見ランダムな単語、短いフレーズ等々あらゆる奇妙な音が放送されることもあるようだ。

 しかし今のところ特に意味のある内容が流れた事がないため、これらの放送が正確に何を意味しているのか、そもそもUVB-76を放送し続けること自体に何か包括的な目的があるのかすらも解らないままで、今も多くの議論が巻き起こっている。

 中でも有名な説が、UVB-76はある種の「デッドハンド」信号だという説だ。この放送はあえて意味のないブザーを流しし続けており、聞こえているときは何も問題ないが、もし聞こえなくなったら、ロシアが核兵器で攻撃され、相互攻撃が間近に迫っているというシグナルになるというものだ。

 しかしUVB-76は時たま何の前触れもなく、短時間放送停止していることが確認されている。

 そこで、UVB-76は一種の専用チャンネルであり、他の誰にも使わせないようにするためだけに無意味な放送を垂れ流しにしているのではないか、とも言われている。

 ロシアがウクライナに軍事進行している最中もこのUVB-76には変動がなかったそうだが、ロシアは国際的な孤立を高めつつある。ロシアの国内情勢がさらに悪化するようになったり、緊急事態が発生した時、この放送局の真の目的が明らかになるのではないだろうか。

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文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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