“宇宙人の発見”は科学と宗教の緊張関係を再燃させるのか

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 多くの人が目撃、遭遇しているにもかかわらず、未だにUFO、ひいてはエイリアンの実在は証明されていない。

 では、もし技術の発展や幸運に恵まれたことによって本当にエイリアン、地球外知的生命体を発見した場合、我々の社会にはどのような影響を与えるのだろうか。啓蒙と繁栄の新時代をもたらすのか、それとも科学と宗教の間の何世紀にもわたる根深い緊張を再燃させるのだろうか?

 かつてイギリス国防総省に勤め、公式にUFOを調査していたUFO研究家のニック・ポープ氏は、後者の可能性の方が高いと語っている。

「異星人の発見が宗教的にどのような意味を持つかは、特に難しい問題です。歴史は、科学と宗教の関係が常に難しいものであり、宗教的信念の違いが今日の世界で見られるような分裂や憎悪に拍車をかけていることを示しています。私たちが宇宙に存在する無数の知的文明のひとつに過ぎないという考えは、多くの信念体系と相容れないと考えるのが妥当であることは確かです。我々の住む惑星、地球が宇宙で唯一無二の存在ではないという考えに、人類全員が順応する必要があるのです。宗教学者の中には、地球外生命体の神学的な意味合いについて既に考察している者もいますが、実際にどうなるかは本当に彼らの存在が確認され、対面する事態が起きてからでないとわからないでしょう」とポープ氏は語っている。

 実際、「地球外生命体の存在が発表されることによって否定的な、あるいは悲惨な結果がもたらされる」という概念を表すために、カタストロフィック・リスクロージャーという言葉も既に存在している。したがって、このような啓示を世界中で信仰されている様々な宗教にどのように取り入れるかを検討することは、極めて重要なことになる、とポープ氏は主張している。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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