1万2000年前の遺跡”ギョベクリ・テペ”の謎めいた印は世界初のカレンダーだったのか

画像は「Times of India」より

 今から1万2000年前に造られたとされるトルコのギョベクリ・テペ遺跡には、謎めいた印が刻まれた岩が存在している。これが実は世界初のカレンダーだった可能性があると判明して話題になっている。

 研究者のマーティン・スウェットマン氏によれば、柱の一部に沿って、太陽暦の一年を表す365個のV字型の彫刻が連なっている。そのうちのひとつは鳥のような生き物の首を飾っており、これは夏至を示しているのかもしれないという。 彼はまた、石に刻まれた人間の長い衣服が古代に起きた彗星衝突の記録だとも述べる。ちなみにスウェットマン氏は、1万2千年前に起きた一連の彗星衝突が人類の歴史に大きな影響を与えたと考える科学者の一人だ。 この出来事が本当に起こったとすれば、人類の祖先が社会に定住し、農業やその他の文明の特徴を発展させることを促したのかもしれないという。

 ギョベクリ・テペは、人類最古の居住地のひとつであり、この初期の農耕社会に関する洞察は、古代世界に対する我々の理解を大きく変えた。 この新石器時代の遺跡の謎のひとつが解明されようとしているのかもしれない。

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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