「リアル“X-ファイル”」UFOと幽霊が日常茶飯事のアメリカで最も恐ろしい公園「モニュメント・バレー」

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モニュメント・バレー Huebi投稿者自身による著作物, CC BY 2.0 de, リンクによる

 UFOビッグフット、そして幽霊。アメリカのアリゾナ州とユタ州の州境に広がるモニュメント・バレーは、その息をのむような絶景とは裏腹に、奇妙で不気味な現象が多発することから、「米国で最も恐ろしい公園」と呼ばれている。

 赤茶けた砂岩の奇岩群が林立するこの地は、先住民ナバホ族の聖地であり、世界で最も写真に撮られる場所の一つとしても有名だ。しかし、この土地を知り尽くした一人の元レンジャーにとって、ここは単なる美しい場所ではなかった。

20年間怪奇現象を追い続けた「超常現象レンジャー」

「この世界には、我々の想像を遥かに超えるものが存在する」。そう語るのは、20年以上にわたりモニュメント・バレーのレンジャーを務めたスタンリー・ミルフォード・ジュニア氏だ。彼は自身の回顧録『The Paranormal Ranger(超常現象レンジャー)』の中で、この地で遭遇した数々の不可解な体験を明かしている。

 ミルフォード氏は、レンジャーとしてのキャリアのうち11年間を、ナバホ族の居留地内で報告されるUFOや超常現象を調査する秘密チームの一員として過ごした。ナバホ族の血を引く彼は、その文化に精通しており、調査において大きな助けとなったという。しかし、彼が調査した事件の数々は、「私に衝撃を与え、私自身を変えた」と語るほど、常識を覆すものばかりだった。

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ミルフォード氏 画像は「Daily Mail Online」より

宙を舞う椅子、見えない指、そして幽霊の声

 ミルフォード氏が体験した怪奇現象は、枚挙にいとまがない。ある時は、「見えない指が唇に触れる」のを感じた。「口ひげの上を、片側からもう片側へと動いていった。その後、約1メートル離れた場所から2人の男性の声が聞こえたが、そこには誰もいなかった」。

 また、椅子が部屋の向こう側へ飛んでいく様子や、ノートパソコンのバッテリーが壁に激突する瞬間、そして床に落ちたコインがすべて表を向いて止まるという奇妙な出来事も目撃している。「精霊が『おい、俺はここにいるぞ』と告げているとしか思えなかった」と彼は言う。

 彼の同僚の調査員も、「死ね」と書かれた1ドル札を発見したり、肉切り包丁が部屋を横切って飛んでいくのを目撃している。オフィスでは「実体のない声」が聞こえ、「見えない手」に触れられるといった報告も相次いだ。

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イメージ画像 Created with AI image generation

UFO多発地帯アリゾナ―「新ロズウェル」と呼ばれる町も

 アリゾナ州は、全米でも有数のUFO目撃多発地帯として知られている。モニュメント・バレーから約340km離れた砂漠の町セドナでは、2000年から2023年の間に484件ものUFO目撃情報が記録されており、その数は全米平均を大きく上回る。

 UFOツアーガイドを営むジョン・ポーク氏は、「セドナでは毎晩のように地球外の活動が見られる」と語る。彼は、セドナがUFOのホットスポットである理由を、この地に点在する「ヴォルテックス」の存在にあると考えている。ヴォルテックスとは、異次元への扉を開き、強力なエネルギーを放出すると信じられているパワースポットのことだ。

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 実際に2023年1月には、アリゾナ州上空で米軍の戦闘機F-16がUFOと衝突するという事件も発生している。連邦航空局(FAA)の報告書によれば、戦闘機は「オレンジがかった白色のUAS(無人航空システム)」に衝突されたと記録されている。

 息をのむほど美しい絶景の裏で、説明のつかない怪奇現象が絶えないモニュメント・バレー。この地は、我々が知る現実とは異なる、もう一つの世界の入り口なのかもしれない。

参考:Daily Mail Online、ほか

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