米UFO公聴会「衝撃の2時間」―ミサイル攻撃も無効?元空軍兵が“我々のものではない技術”を暴露

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画像は「YouTube」より

 2025年9月9日、ワシントンD.C.で開かれたアメリカ下院の公聴会は、UFOUAPに関する議論を、新たな次元へと引き上げた。元軍人らが次々と衝撃的な目撃談を語り、政府による長年の情報隠蔽を告発。極めつけは、UAPにミサイルが命中しても全く効果がなかったことを示す、未公開映像の公開であった。

「これはSFではない。国家安全保障の問題だ」。議長を務めた共和党のアンナ・パウリナ・ルナ議員はそう断言し、政府の不透明な姿勢を厳しく批判した。約2時間にわたる公聴会で、一体何が語られ、何が明かされたのか。

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「我々のものではない技術」―元軍人たちの衝撃告白

 公聴会には、元空軍情報スペシャリストのディラン・ボーランド氏や、元空軍のジェフリー・ヌチェテリ氏、現役海軍上級曹長のアレクサンドロ・ウィギンズ氏らが宣誓の上で証言台に立った。彼らの口から語られたのは、常識を覆すような体験談の数々であった。

「飛行する建物」と「赤い正方形」

 ヌチェテリ氏は、2つの異なるUAPについて証言した。一つは2003年にヴァンデンバーグ空軍基地のミサイル施設上空で目撃された、巨大な「赤く光る正方形」の物体。もう一つは、同じく基地上空で目撃された、音もなくホバリングした後にありえない速度で飛び去った、巨大な「長方形」の物体である。

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海から現れた「ティックタック」

 ウィギンズ氏は、2023年にUSSジャクソン艦上で、有名な「ティックタック」型に似た発光物体が海中から浮上するのを目撃。その後、同様の物体3機と合流し、4機編隊でレーダーから消え去ったという。推進力の痕跡は一切なく、航空・海上安全における重大な脅威であると訴えた。

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「墜落機回収プログラム」への暴露

 最も衝撃的だったのは、ボーランド氏の告白である。彼は2012年にラングレー空軍基地で全長約30メートルの三角形の物体を目撃した体験を語った後、さらに踏み込んで「我々のものではない技術で作られた機体と、その墜落機回収プログラムに直接触れた」と暴露。この証言は、長年噂されてきた米政府によるUFO回収とリバースエンジニアリング計画の存在を、内部告発者が公の場で認めたものとして、大きな波紋を広げた。

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【動画】UAPへのミサイル攻撃、その驚愕の結果

 公聴会のハイライトは、共和党のエリック・バーリソン議員が提示した未公開映像であった。2024年10月30日、イエメン沖で米軍のMQ-9リーパードローンが追跡していた球状のUAPに対し、軍は「動的措置(kinetic action)」、すなわち武力行使を許可。ドローンはヘルファイアミサイルを発射した。

 動画には、ミサイルが閃光と共に球状の物体に命中したかのように見える瞬間が記録されている。しかし、証言者たちが固唾をのんで見守る中、UAPは全く損傷した様子を見せず、何事もなかったかのように高速で飛行を続けたのである。

 この光景に、証言者の一人は「怖い」と呟き、調査ジャーナリストのジョージ・ナップ氏は「一体何だこれは?」と驚愕の声を上げた。バーリソン議員は、この映像が「我々の理解を超える技術の存在」を示唆していると強調した。

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政府の隠蔽体質と内部告発者への報復

 長年UFO問題を追い続けてきたジャーナリストのジョージ・ナップ氏は、情報公開法(FOIA)で入手した資料を基に、政府が1940年代から「UAPは実在し脅威である」と内部で認識しながら、公には「心配ない」と嘘を繰り返してきたダブルスタンダードを厳しく批判した。

 さらに、ボーランド氏はUAPに関する情報に触れたことで、10年以上にわたり職場での嫌がらせやキャリアの妨害といった報復を受け続けたと証言。ルナ議員も、今回証言する予定だった複数の人物が脅迫を受けて辞退したことを明らかにし、内部告発者を保護するための法整備が急務であると訴えた。

熱狂と懐疑、そして今後の展望

 この公聴会の内容はSNSで瞬く間に拡散され、特にミサイル攻撃の映像は「歴史的だ」「反論の余地がない証拠だ」と、UFO・UAPコミュニティを熱狂させた。

 一方で、「また具体的な証拠は何も出てこなかった」「政府が作り出した茶番だ」といった懐疑的な意見も根強く、議論は二極化している。

 ルナ議員は、今後も非協力的な政府機関や関係者に対しては召喚状の発行も辞さない構えを見せており、「UAP情報公開法」や内部告発者保護法の成立に向けて、議会からの圧力を強めていくことを約束した。

 今回の公聴会が、長年厚いベールに覆われてきたUAP問題の完全な真相解明につながるのか。世界中が、その次の一手に注目している。

参考:YouTube、ほか

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