ハロウィンの夜、背筋を凍りつかせる“世界の怪談”10選!「目がない看護師」「生肉を吊るす男」…

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 幽霊は本当に存在するのだろうか? 2024年に行われたある調査によれば、アメリカ人の約41%が幽霊の存在を信じ、64%が何らかの超常現象を信じているという。この数字は国によって多少異なるが、世界の主要国の多くで40%前後の人々が「見えない何か」の存在を感じている。

 世界中で報告される無数の心霊現象。それは、科学では説明できない出来事を人々が霊的なものと結びつけているからかもしれない。あるいは、私たちの知らないところで、過去に生きた者たちの世界と現代が交錯している瞬間を垣間見ているのかもしれない。

 ここに紹介するのは、世界各地で語り継がれる、特に不気味な10のゴーストストーリーだ。これらは単なる都市伝説か、それとも死者たちが私たちに何かを伝えようとしているのだろうか。どちらにせよ、ハロウィンの夜を過ごすには最高の物語である。

1. 目がない看護師

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 南アフリカには犯罪よりも幽霊が恐れられている場所がある。ある精神病院の跡地もその一つだ。超常現象調査チームがこの地を訪れた際、木の上で笑い続ける霊を目撃し、「ここで何をしている?」という囁き声を記録したという。だが最も恐ろしいのは、彼らが撮影した一枚の写真。そこには、存在しない患者の世話をする看護師が写っていたが、彼女が顔を上げたとき、その両目は黒い穴になっていたという。

2. スカイ島の幽霊自動車

 スコットランドの美しいスカイ島を走るA87号線は、不気味な心霊スポットでもある。1941年以降、片目だけヘッドライトを灯した1934年製の古い車が、猛スピードで現れては忽然と消えるという目撃談が後を絶たない(日本の都市伝説「片目のセリカ」に似ている気もする)。地元では、何十年も前に事故死した牧師の霊が、永遠に最後のドライブを繰り返しているのだと噂されている。

3. 消えるフラッパーの幽霊

 シカゴで語り継がれる都市伝説。1930年代、ある若者がダンスホールで1920年代風のドレスを着た美しい女性と出会い、家まで送ることになった。しかし、目的地である墓地の前で彼女は忽然と姿を消す。後日、若者が彼女の家を訪ねると、母親から「娘は3年前に亡くなった」と告げられ、涙ながらに追い返されたという。

4. ピエロのジョーイが棲むトンネル

 イギリスにあるヴィクトリア朝時代の廃線トンネルは、ハイキングコースに姿を変えたが、今も恐怖の伝説が残る。かつて、狂ったピエロのジョーイが赤ん坊を誘拐し、トンネル内で列車に飛び込み命を絶った。それ以来、トンネルの暗闇からは狂った笑い声と赤ん坊の泣き声、そして存在しないはずの列車の轟音が響いてくるという。

5. 恐怖の屋根裏部屋

 ウィスコンシン州で初めてアパートを借りた女性は、内見時には気づかなかった広大な屋根裏部屋を発見する。壁には「Blood Ben(血 ベン) Blood Ben …」という不気味な落書き。やがて、屋根裏から足音が聞こえ、夜中にドアが勝手に開くようになった。 霊能者の知人によれば、その屋根裏には暴力的な霊が住み着き、夜な夜な彼女が眠る姿を監視していたという。

6. 鑑賞者を蝕む絵画『死んだ母』

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By Edvard Munch – The Athenaeum: pic, Public Domain, Link

 画家エドヴァルド・ムンクの作品で『叫び』以上に不気味だとされるのが、『死んだ母』だ。ドイツの美術館に展示されているこの絵を巡っては、奇妙な報告が絶えない。描かれた少女の目が鑑賞者を追いかけたり、キャンバスから衣擦れの音が聞こえたり、時には少女の姿が絵から完全に消えてしまうことさえあるという。

7. 立ち上がる死者の村、ラ・ノリア

 チリの砂漠に打ち捨てられた鉱山の村、ラ・ノリア。その外れにある墓地は、ほとんどの墓が荒らされ、骸骨が剥き出しになっている。地元の人々は、日没後に決して近づいてはならないと警告する。夜になると、死者たちが棺から起き上がり、近くの町に向かって歩き出す姿が見られるというのだ。

8. ダーバン港の幽霊船

 南アフリカのダーバン港では、嵐の夜になると青緑色のランタンを灯した幽霊船が現れるという。ある夜、好奇心からその船に乗り移った漁師は、甲板でまだ温かいパイプを見つけたと叫んだのを最後に、船ごと姿を消してしまった。以来、嵐の夜には港の沖に、ぼんやりとした緑の光が揺らめくのが見えると言われている。

9. 「ミートマン」が潜むホテル

 アリゾナ州にあるホテル・モンテビスタは、全米屈指の心霊スポットだ。特に有名なのが220号室の「ミートマン」。かつてこの部屋で、シャンデリアから生肉を吊るす奇癖を持つ客が亡くなった。以来、部屋ではテレビが勝手についたり、ベッドが荒らされたりする怪現象が頻発。宿泊客の中には、夜中に「まるで生肉のような、冷たく湿った手」に触れられたと証言する者もいる。

10. セント・アンドルーズ大学の亡霊たち

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By Holger Uwe SchmittOwn work, CC BY-SA 4.0, Link

 スコットランド最古のセント・アンドルーズ大学は、最も呪われた大学の一つでもある。16世紀に火あぶりの刑に処された殉教者の霊をはじめ、400を超える霊が構内を彷徨っているという。恋人を亡くした悲しみから死んだ貴婦人や、結婚を拒むために自らの顔を傷つけた修道女の亡霊が、今もなお目撃されている。

 これらの物語は、人々の想像力が生み出した単なるフィクションなのだろうか。それとも、この世界のどこかで、今も説明のつかない現象が起きているのだろうか。

 ハロウィンの夜は、あちらとこちらの世界の境界が曖昧になると言われている。今宵、あなたが友人や家族とこれらの物語を語り合うとき、もしかしたらその輪の中に、招かれざる聞き手が加わっているかもしれない。

参考:Listverse、ほか

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