2030年までに「地球外知的生命体」は現れる?“UFO懐疑派vs肯定派”の賭け
2030年までに「地球外知的生命体」は現れるのか? 賭け金1000ドルの“UFO懐疑派vs肯定派”、ガチンコ対決の行方

TOCANAではすっかりおなじみ、割となんでも宇宙人と結びつけたがるハーバード大学の著名な天体物理学者アヴィ・ローブ氏が、ある大胆な賭けに応じたことが話題となっている。相手は、科学誌『Skeptic』の発行者であり、超常現象に対して懐疑的な立場をとるマイケル・シャーマー氏だ。
賭けのテーマは「2030年までに地球外知的生命体の訪問が証明されるかどうか」。シャーマー氏が提示した「来ない」という予測に対し、ローブ氏は「来る(あるいは発見される)」可能性に1000ドルを賭けたのである。ローブ氏は、最近発見された謎多き恒星間天体3I/ATLASが、その決定的な証拠になるかもしれないと期待を寄せている。NASAは彗星だと言い切っていたが・・・。
勝敗を決める厳格なルール
この賭けは単なる口約束ではない。長期的思考の普及を目指す米国の非営利団体「ロング・ナウ協会」が運営する、予測市場プラットフォームで行われている。ここは、社会的に関心の高いテーマについて専門家たちが予測を戦わせ、その結果に慈善団体への寄付金を賭けるという、知的で公共性のある競争の場だ。
シャーマー氏の主張は、「2030年12月31日までに、UFOやUAP(未確認航空現象)、あるいは地球外の技術的遺物や生物の発見・公表は起こらない」というものだ。彼はこれまで多くのUFO目撃談を検証してきたが、確たる証拠がないことに自信を持っている。

勝敗の判定基準は極めて具体的だ。NASA、アメリカ国立科学財団(NSF)、アメリカ天文学会(AAS)のうち、少なくとも2つの機関が「地球外知的生命体」の発見を公式に確認する必要がある。これには、地球外の技術で作られた物体や、地球上で発見されたエイリアンの生物学的痕跡などが含まれる。単なる噂話ではなく、科学界の合意が勝利の条件となるのだ。
謎の天体「3I/ATLAS」と知的生命体の可能性
ローブ氏はなぜこれほど楽観的なのか。彼は「我々人類が、天の川銀河で最初の知的種族であるはずがない」という持論を展開している。宇宙の歴史は138億年と長く、太陽系よりもはるかに古い星系が無数に存在するからだ。
特に彼の関心を引いているのが、最近観測された3I/ATLASという恒星間天体だ。ローブ氏はこの天体が多くの「異常」を示していると指摘する。来年3月に木星へ接近する際、もし3I/ATLASがガス惑星である木星に対して何らかの探査機(サテライト)を配置するような奇妙な挙動を見せれば、それは地球外文明による偵察活動の証拠になり得ると推測しているのだ。
「もしそれが証明されれば、我々の世界観は一変するでしょう」とローブ氏は語る。彼にとってこの賭けは、まだ見ぬ隣人を見つけるための希望の表明でもある。

どちらが勝っても科学の勝利
一方のシャーマー氏は、UFO肯定派がしばしば口にする「証拠はあるが機密扱いだ」といった言い逃れを封じるために、この賭けを持ちかけた。「信じるなら、その信念にお金を賭けてみろ」というわけだ。
この賭けは、科学史における「世紀の対決」となるかもしれない。シャーマー氏はこう記している。「もしローブが勝てば、それは人類史上最大の発見、つまり『我々は孤独ではない』という事実が証明されることになる。もし私が勝てば、これまでの接触証言は誇張であり、真実を見つけるためにより一層の探求が必要だということになる」
興味深いことに、賭け金の1000ドルはどちらが勝ったとしても、ローブ氏が主導する「ガリレオ・プロジェクト」に寄付されることになっている。これはUAPや地球外の人工遺物を科学的に探索するプロジェクトだ。結果がどうあれ、この賭けは宇宙の謎を解き明かすための研究を後押しすることになるだろう。
もしエイリアンが本当に見ているなら、彼らもこの賭けの行方を楽しみにしているかもしれない。しかし、人類史上最大の発見に対する賭け金が1000ドルというのは、少々お安い気がしないでもない。
参考:New York Post、ほか
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2024.10.02 20:00心霊2030年までに「地球外知的生命体」は現れるのか? 賭け金1000ドルの“UFO懐疑派vs肯定派”、ガチンコ対決の行方のページです。地球外知的生命体、賭け、アヴィー・ローブなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで