視界の隅に見える「黒い人影」の正体とは… 幽霊とは違う?あなたを覗き見る“シャドーピープル”の恐怖

ふとした瞬間に視界の隅を過る、黒い人影のようなものを見たことはないだろうか。もしあるなら、それは「シャドーピープル」と呼ばれる謎の存在かもしれない。
シャドーピープルは、目撃者によって幽霊、異次元の住人、タイムトラベラー、あるいはエイリアンなど、さまざまに語られてきた。テレビを見ているときや読書中など、日常生活の中で突然現れるこの影は、多くの人々を困惑させ、恐怖に陥れているという。
目撃者が語る不気味な特徴
シャドーピープルの姿については意見が分かれるが、共通しているのは「質量のなさを感じさせる黒い影」であるという点だ。時には身長が高く、壁をすり抜けたり、部屋の中を高速で移動したりする。
多くの目撃談では、彼らは視界の端に現れ、気づいた瞬間に壁の中へ消えたり、霧散したりする。その動きは「震えるような」あるいは「ゼリーのように流動的」と表現されることもあり、物理法則を無視した動きを見せるのが特徴だ。
夜中に寝ていると突然部屋に侵入してきたり、腕や脚、時には目だけが見えたりすることもあるという。その正体が何であれ、遭遇した人々は一様に強烈な恐怖と不安を感じ、自分の正気を疑うほどだ。
科学的説明と超常現象説の対立
科学者たちは、この現象を生理学的・心理学的な要因で説明しようと試みてきた。例えば、神経科学者は「金縛り(睡眠麻痺)」の際に脳が幻覚を見せている可能性を指摘する。体が動かない状態で恐怖を感じると、脳が「迫りくる脅威」としての影を作り出すのだという。また、極度の睡眠不足も幻覚の原因となり得る。
しかし、これらの科学的説明に納得しない人々も多い。彼らは、シャドーピープルが時空を超えた存在であると主張する。ある説では、幽体離脱(アストラル投射)をしている他人の魂が影として見えているのではないかと言われている。また、壁をすり抜ける能力が共通していることから、エイリアンによるアブダクション(誘拐)体験との関連性を指摘する声もある。

幽霊とは異なる「闇」の存在
シャドーピープルを幽霊の一種だと考える人もいるが、目撃者の多くはその違いを強調する。一般的な幽霊が白く霧のような姿で現れるのに対し、シャドーピープルは明確に「黒く、影のような姿」をしているからだ。
さらに、彼らがタイムトラベラーであり、別次元のタイムラインが一時的にこちらの世界と交差した瞬間の姿だというSF的な説も存在する。
いずれにせよ、シャドーピープルを科学的に証明する方法も、完全に否定する方法も現在のところ存在しない。それは単なる脳の悪戯なのか、それとも私たちがまだ理解できていない世界の深淵を覗き見ているだけなのか。無数の目撃証言だけが、その不気味な実在を静かに物語っている。
これを読んでいるあなたも、視界の隅で動く黒い影に気づいたことはないだろうか。もしあるなら、それは決して目の錯覚ではないのかもしれない。
参考:The Ancient Code、ほか
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2024.10.02 20:00心霊視界の隅に見える「黒い人影」の正体とは… 幽霊とは違う?あなたを覗き見る“シャドーピープル”の恐怖のページです。幽霊、異次元、タイムトラベラー、シャドーピープルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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