障害者枠に入るため、自分の左足を切断… 医学部受験に2度失敗した青年が選んだ「合格への最短ルート」がヤバすぎる

「受験戦争」という言葉があるが、インドのそれは文字通り「血を流す戦い」になってしまったようだ
医者になりたい一心で、なんと自分の足を切断した青年が現れたのだ。
カンニングや裏口入学ならまだ(良くはないが)理解できる。だが、自分の肉体の一部を永遠に失うことを「合格への切符」にするとは、あまりに狂気じみている。
インド・ウッタル・プラデーシュ州で起きた、あまりに痛ましい事件の全貌をお伝えしよう。
「襲われた」と主張するも、傷口が綺麗すぎた
事の発端は、20歳の青年スラージ・バスカールが、片足を切断された状態で発見されたことだった。
兄のアカシュさんが警察に通報し、「弟が正体不明の暴漢に襲われ、足を切られた」と訴えたことで捜査が始まった。
しかし、警察はすぐに違和感を抱いた。
襲われて暴れる人間を押さえつけ、足を切断したにしては、傷口があまりにも「綺麗」だったのだ。
医療レポートによると、その切断面は鋭利な刃物で乱雑に切られたものではなく、機械を使ってスパッと切断されたような状態だったという。
さらに現場付近からは、麻酔薬が入っていたと思われる注射器も見つかった。
「暴漢がわざわざ麻酔をしてから足を切るか?」
警察の疑念は確信へと変わった。これは自作自演だ、と。
障害者枠(5%)への異常な執着
なぜそんなことをしたのか? 答えは「医学部への執着」だった。
スラージは医師を目指していたが、インドの医学部入学試験「NEET」に2度失敗していた。競争率は極めて高く、正攻法での合格に限界を感じていたのだろう。
そこで彼が目をつけたのが、政府が定めた「障害者枠」だ。インドの法律では、政府系の高等教育機関に対し、障害者向けに5%の枠を設けることが義務付けられている。

「障害者になれば、競争率の低い枠で医学部に入れる」
そう考えた彼は、自分で自分の足を切断し、被害者を装うという常軌を逸した計画を実行したのだ。
警察が押収した彼の日記には、こう記されていたという。
「私は2026年にMBBS(医学博士)になる」
自分の足に麻酔を打ち、切断機で切り落とす。その精神力と医学的知識(?)があれば、もっと別の道があったのではないかと思わずにはいられない。
失ったものはあまりに大きい
スラージは以前にも障害者手帳を不正に入手しようとして失敗していたという。今回はその後がない、捨て身の作戦だったわけだ。
現在、彼は治療のためにトラウマセンターに送られているが、切断された足は見つかっていない。
警察も「自ら足を切断した」と確信しているものの、あまりにショッキングな事件のため、彼に対してどのような法的措置を取るべきか決めかねているようだ。

もし計画が成功していたとしても、彼は一生片足で生きていくことになった。そして計画が失敗した今、彼は足と、医師になる夢と、社会的信用をすべて失ってしまった。
「一生片足で過ごすことが、彼への十分な罰だろう」という声もある。
受験のプレッシャーが人をおかしくするのか、それとも彼が元々狂気を孕んでいたのか。
ただ一つ言えるのは、医師とは「命を救う仕事」であり、「自分の体を破壊する人間」が就くべき職業ではないということだ。
参考:Oddity Central、ほか
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