「死ぬの禁止」の町が世界に実在した!? 凍土の北極圏から日本の厳島まで、本当にあった”死ねない場所”8選

人はいつ死ぬかを選べない。ところが世界には、「ここで死んではならない」と定められた場所がいくつも存在するのをご存知だろうか。
もちろん、亡くなった人に手錠をかけて逮捕するわけではない。その裏には、凍った大地や墓地不足、さらには信仰といった、それぞれに切実な事情が隠れている。今回は、そんな”死ねない場所”8カ所を紹介しよう。
1.ロングイェールビーン(ノルウェー)
2.セッリア(イタリア)
3.ファルチャーノ・デル・マッシコ(イタリア)
4.デロス島(ギリシャ)
5.キュニョー(フランス)
6.サルプランクス(フランス)
7.ランハロン(スペイン)
8.厳島(日本)
1.ロングイェールビーン:遺体が腐らない北極圏の町

北極圏の島にあるこの町では、1950年代から埋葬が禁じられている。凍った地面の中では遺体が分解されないうえ、致死性のウイルスまで生き延びてしまうことが分かったためだ。
そのため町で亡くなった人は、飛行機で島外へ運ばれることになる。死後に飛行機で出ていく町というのも、なかなか珍しい。
2.セッリア:検診をサボると罰金10ユーロ
2015年、町長の号令で「病気になること」と「死ぬこと」が禁止された。住民のほぼ全員が65歳以上という町だけに、なかなか攻めた条例である。
罰則は、年1回の健康診断を受けなかった場合に10ユーロの罰金という穏やかなもの。住民に長く元気でいてもらい、人口を保つための苦肉の策だ。
3.ファルチャーノ・デル・マッシコ:隣町との墓地トラブル
同じイタリアのこの町では、2012年に町長が死を禁止した。きっかけは、隣町モンドラゴーネとの墓地をめぐる対立だ。
この争いで町内に故人を埋葬するのはほぼ不可能になり、町長は禁止令によって埋葬場所の不足を世に訴えたのである。
4.デロス島:2500年以上続く「聖域ルール」

ギリシャのデロス島は、生と死という生々しい営みには神聖すぎる場所とされ、紀元前6世紀から出産も死も禁じられてきた。
当局は島にあった墓まで掘り起こし、隣のレニア島へ移したという。死期が近い人も、同じくレニア島へ送られた。古代のルールとしては、なかなかの徹底ぶりだ。
5.キュニョー:墓地拡張を阻まれた町長の抗議

フランスのキュニョーでは2007年、地域当局が墓地の拡張計画を差し止めたことを受け、町長が市内での死を禁じた。
この決定は、墓地のスペース不足に世間の目を向けさせるために出されたものだった。法律というより、体を張った(?)抗議声明に近い。
6.サルプランクス:違反者には「罰則」も
翌年、同じフランスのサルプランクスでも同様の禁止令が出された。こちらは死んで法を破った者に罰を与える、という脅し文句付きである。
もちろん冗談半分だが、メディアの注目を集めるには十分な効果があったという。死者をどう罰するのかは、誰にも分からない。
7.ランハロン:元祖「死の禁止令」
フランスの2町に先駆けて、スペインのランハロンでは1999年にすでに、パロディとしての死の禁止令が出されていた。
ミレニアムを目前にした時期の出来事で、この種のユーモラスな抗議の元祖ともいえる存在だ。
8.厳島:武士さえ死の前に島を出された

最後は日本から。海に浮かぶ朱色の大鳥居で知られる厳島(宮島)では、何世紀にもわたって死と出産が禁じられてきた。
神道では死も出産も「穢れ」とみなされたため、武士でさえ死を迎える前に島外へ移されたという。島そのものが神として崇められてきた厳島ならではの掟だ。
北極の凍土から神の島まで、理由は実にさまざまだが、どの場所も人の死を「その土地で受け止めきれない」という点では共通している。人生の幕引きの場所くらいは自由に選びたいものだが、旅先で最期を迎えるなら、行き先はよく選んだほうがいいかもしれない。
参考:UNILAD、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「死ぬの禁止」の町が世界に実在した!? 凍土の北極圏から日本の厳島まで、本当にあった”死ねない場所”8選のページです。死、禁止などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで