>  >  > 接触の許容度を示す“ボディ・マップ”が完成

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 部下の女性を励まそうと肩を叩いただけで、セクハラ呼ばわりされた男性を筆者は知っている。また、「日本人のホストマザーにハグしたらドン引きされた」と、アフリカン・アメリカンの女性から愚痴られたこともあった。

 目の前の相手とのスキンシップは、どれくらいが適切なのか――。微妙で厄介な問題といえる。そんな社交上のマナーに悩む人びとに朗報がもたらされたようだ。


■ヨーロッパ5カ国から1500人が参加して「ボディ・マップ」を作成

 男性は全身を触られてもOK……ただし、女性に限る。つきつめれば、こんな感じだろう。

 英紙「Daily Mail」(10月27日付)は、イギリス・オックスフォード大学とフィンランド・アールト大学の科学者チームが、米国科学アカデミーの正式機関誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に共同研究の成果を発表したと伝えている。その研究とは「ボディタッチ許容指標マップ」の作成だった。

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「ボディタッチ許容指標マップ」「ABC」の記事より

「自分の身体のどこを、誰に触られたら、OKかNGか」という調査で、ヨーロッパ5カ国(イギリス、フィンランド、フランス、イタリア、ロシア)から1,500人の男女が参加して行われた。被験者は各自のパートナー、両親、兄弟姉妹、叔父叔母、従兄弟、従姉妹、男友達、女友達、顔見知り程度の男女、そして赤の他人の男女という15名を想定し、自分の身体の前後それぞれのパーツについて色分けして回答した。

 その結果、5カ国中で最も体を触れられるのを嫌がるのはイギリス人、最もボディタッチに寛容なのはフィンランド人ということがわかった。この結果はステレオタイプのイギリス人像に近い気がしないでもない。だが、イタリア人がイギリス人の次に保守的というのは意外といえば意外だ。

「相手を知らなければ知らないほど、触られたとき、より嫌な感じがする」という結論は、「親しければ親しいほど、触れられたくない身体部位は減少する」に通じる。ただし、よほど親密な間柄でない限り、自分の性感帯に触られるのはタブーとなっている。叔父に背中をさすられるのはOKだが、胸を触られるのはちょっと……ということだろう。

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