イスラム国が殺しのアイデア尽きて“古代のミイラ”まで処刑し始める! 次はエジプトのピラミッド破壊か?
画像は「LiveLeak」より引用シリア北部からイラク中部にいたる広大な土地を掌握し、かつてない暴挙で世界中を震撼させている過激派組織「イスラム国(IS)」。支配地で次々と市民を捕らえ、斬首・火あぶり・磔・戦車で轢く・水に沈めるなど、あらゆる手法で処刑しては、その模様をインターネットで放送するなど、暴虐の限りを尽くしている。たとえ殺害を免れても、女性は性奴隷にされたり、子どもは残虐な少年兵に仕立てられるなど、まさにやりたい放題だ。
しかし、彼らの攻撃対象は、決して人間ばかりではない。「イスラムの偶像崇拝禁止の教えに反する」として、中東地域に残る“全人類の宝”ともいえる遺跡群をことごとく破壊するという暴挙にも出ているのだ。特に、シリアを代表する世界遺産であり、4000年の歴史を持つ「パルミラ遺跡群」の被害は深刻で、昨年の占領以降、ローマ帝国時代の凱旋門や「バール・シャミン神殿」「ベル神殿」などは木っ端微塵に爆破されてしまったうえ、処刑場として再利用されるという有様だ。
もはや思いつく限りの悪事をはたらいているとしか思えない「イスラム国」だが、ここにきてついに彼らのアイデアも尽きたのか、今度は思いもよらぬ新手の処刑を始めたとして話題になっている。今月7日付の英紙「The Daily Mail」によると、なんと彼らが“ミイラの処刑”に乗りだしたというのだ。
博物館にずらりと並ぶ、数々の重要文化財。それらを何やら大声でまくし立てながら外へと運び出す「イスラム国」兵士たち。そして、道路に並べられたミイラたちを映し出すカメラワークは、これまでの人質処刑動画のそれとまったく同じだ。やがて巨大なトラックのタイヤがミイラたちを手荒に押し潰すと、その体から吹き出したのは血液ならぬ砂埃だった――。まさに、ミイラたちが2度目に死んだ瞬間である。
ミイラたちは、パルミラ遺跡の出土品を展示する博物館に収蔵されていたものだ。今年3月、なんと「イスラム国」は、博物館の高名な考古学者であるカレド・アサド氏(81)を斬首したうえでこの暴挙に及んだという。現在のパルミラ遺跡は、ロシアの無人爆撃機による支援を受けたアサド政権側(シリア政府軍)によって奪還されたが、貴重な遺跡群は破壊し尽くされた後だったという。
彼らによって破壊された遺跡は、もう決して戻らない。2001年、タリバンに爆破されたバーミヤンの石仏も然り、地球の“大切な記憶”の数々が、稚拙な主張を繰り返すだけの暴力集団によって未来永劫失われるようなことがあってよいのだろうか? このような現状に国連も、「戦闘に乗じた古代遺跡の破壊は『戦争犯罪』にあたる」との声明を発表しているようだが、意にも介さぬ「イスラム国」側は先月9日、なんとあのギザのピラミッド(エジプト)まで破壊すると予告した。国際社会は、彼らの残虐行為のみならず、破壊行動についてもより深刻に受け止める必要がある。
(編集部)
参考:「The Daily Mail」
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2024.10.02 20:00心霊イスラム国が殺しのアイデア尽きて“古代のミイラ”まで処刑し始める! 次はエジプトのピラミッド破壊か?のページです。ピラミッド、シリア、ミイラ、ローマ帝国、パルミラ遺跡などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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