神秘怖い！宇宙の端まで描いた「全宇宙地図」が公開される

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■宇宙の果てはどこ？

　では、宇宙は半径約470億光年の大きさの円であるのかというと、そうではないらしい。宇宙は約137億年前に誕生したとされているが、光の速さを超える速度で膨張を続けおり、「観測可能な宇宙」は地球を中心とした半径約470億光年の範囲と推定されている。この地図あくまでもその範囲の地図であり、端は、実際の宇宙の果てを意味するわけではないのだ。

　観測可能な宇宙というのは、ビッグバン後のエネルギーの落ち着きに伴う「宇宙の晴れ上がり」により、観測可能となった宇宙のことである。例えるならば、何かが爆発したときに、煙の中から爆発したものが徐々に見えてくるようなものだ。

　晴れ上がる前の宇宙の情報を得るためには、「重力波」の検出が必要で、2014年に欧州宇宙機関が成功したと発表したが、誤りであったことがわかり、取り下げている。ノーベル賞が狙える大発見がなされるまでは、この地図の範囲が“宇宙”なのである。

　地図ができたということで少しは宇宙の無限感が薄れるのかとおもいきや、それを上回ってくる宇宙。非常に興味深い対象であるが、やはり怖い。

参考リンク：「DailyMail」、ほか

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