300年前の“数学論文”にUFOが描かれていた!! Googleブックスで発覚、いつだって人類は空飛ぶ円盤に魅せられてきた!
今年は江戸川乱歩と谷崎潤一郎の著作権が切れ、作品の数々が青空文庫で公開されたことが本好きの間で話題を呼んでいる。一方、世界最大の書籍データベースである「Googleブックス」も着実に登録数を増やしているのはご存じの通り。普段我々がまず目にすることのない18世紀の著作もスキャンデータが公開されており、興味本位で閲覧してみると意外な発見に出くわすこともあるようだ。なんと先日、18世紀のラテン語で書かれた学術書の表紙に“空飛ぶ円盤”のイラストが描かれていたことが発見されて話題を呼んでいる。
■18世紀のラテン語書籍のイラストに円盤型UFO!
世界中の書籍が日々登録されている世界最大の書籍データベースのGoogleブックス――。著作権が切れた昔の本については一冊丸ごとスキャンデータが公開されており、無料でダウンロードが可能だ。一般の書店や古書店ではまずお目にかからない骨董品的な昔の書籍も次々とPDFファイル化されており、早くも人類の知のアーカイブスといった様相を呈してきている。
そして先日、ある本好きがGoogleブックスで300年も前のラテン語の書籍の表紙に、なんと“UFO”のイラストが描かれているのを発見してまったのだ。
表紙に“UFO”が描かれた書籍は、おとぎ話やフィクションの類ではなく、その当時の有名な数学者、ヨハン・カスパール・ファンクがラテン語で執筆した数学論文を収めた学術書でタイトルは『Liber De Coloribus Coeli, Accedit Oratio Inauguralis De Deo Mathematicorum Principe』。発行された年は今からちょうど300年前の1716年だ。タイトルの下にある楕円形の囲みの中に、陸地に臨む波立つ海という眺望の中で、黒々と垂れ込める大きな雲から“空飛ぶ円盤”が突然姿を現した様子が描かれている。数学の学術書にどうして“UFO”が描かれているのか?
「カバーページには嵐を呼ぶ雲から稲妻のような閃光と共に姿を現した円盤型飛行物体が描かれています。…(中略)…いわばクラシックなイメージ“空飛ぶ円盤”ですが、どうして描かれたのかもっと調査が必要です」と、いち早くこのイラストに注目したブロガーのレイド・ムーア氏は「Mirror」の取材に応じている。
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