今一番ヤバい街「川崎」を撮った写真家・細倉真弓に訊く! 不良、貧困、ヘイトデモ… その裏側にある“地獄のイデア”とは?
2017.12.22 16:00
――しかし、写真集の中には、ポーズをキメた写真は少ないように感じます。どのような意図から写真をセレクトしていったのですか?
細倉 まず、彼らを撮影するにあたって、彼らを100%肯定するという姿勢で臨みました。「こんなイメージを撮影したい」「悪そうに見せたいからこんなポーズをお願いします」というような演出をなるべく排し、「この人はヤバイ!」あるいは「この現実を見ろ!」と声高に叫ぶ写真にもしませんでした。それよりも、その場にいる、その人自身を、ただ撮影する。そこから溢れてくる魅力を、すべて肯定しようと思ったんです。
だから、ラッパーの子たちが、かっこいいポーズをキメてくれた写真は、あまり使っていません(笑)。それよりも、キメとキメの間にある微妙にキメきれていない感じの方が私にとっては意味があるように感じましたね。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊今一番ヤバい街「川崎」を撮った写真家・細倉真弓に訊く! 不良、貧困、ヘイトデモ… その裏側にある“地獄のイデア”とは?のページです。写真集、地獄、殺人事件、不良、ラッパー、ドヤ街、貧困、川崎、細倉真弓、イデアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで