今一番ヤバい街「川崎」を撮った写真家・細倉真弓に訊く! 不良、貧困、ヘイトデモ… その裏側にある“地獄のイデア”とは?

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■具体と抽象の「あわい」

――『ルポ 川崎』の帯には「ここは、地獄か?」とあります。実際に撮影を通して、細倉さんも「地獄」のようなイメージを得たのでしょうか?

細倉  確かに、彼らの生い立ちや環境を知れば、「地獄」という言葉はわかる気がします。けれども、実はそれって誰の身の回りにもあるような地獄じゃないかな? 連載や単行本にはキャプションがあり、情報が書き込まれています。しかし、キャプションを外して写真として見ると、固有名詞がなくなり、抽象的な人の集まり、どこにでもある街の風景に変わる。今回の写真集には『川崎』というタイトルがついていますが、もしかしたら、読者の地元にもこういう光景があるかもしれません。そう考えることによって、川崎の物語をただ眺めるのではなく、読者自身の物語にもなるのではないかと思います。

写真集 川崎 KAWASAKI PHOTOGRAPHS

セックス、バイオレンス、多文化社会… 川崎の腸をえぐる

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