【写真展】ブローニュの森の娼婦、少数民族ロマ、ピカピカの都市…フランスの違和感を捉えた石川竜一最新作『OUTREMER/群青』が強烈すぎる!
2018.01.19 18:00
『OUTREMER/群青』
―― それから数日間部屋にこもっていたと聞きました。
石川 まずは言葉が通じないからコミュニケーションが取れない。沖縄なら言葉は通じるしみんなどこかで繋がってる感じがあるからいいんだけれど、フランス人ってやりとりに必ず言葉での説明を求めるんですよ。それで萎縮してしまった。
―― 1度で終わるはずが、今年初めにもう1度滞在して撮影することになったのはなぜですか?
石川 1回目はインパクトだけで何が何なのかわからなかった。何を撮っているのかもわからない。その場所の意味とか人の背景とか社会全体の構造とか、フランスで自分が何を見たのかわからなかったんですよ。とにかく、何かギリギリのところで撮れるものを撮っていくだけ。そういうのを求めていた部分もあったから、フランスについての情報を入れないまま飛んだんです。それが、実際に行ってみたらすごくヤバい。圧倒された。それで、まずは写真を見返して、その後に歴史とか社会とか民族の流れとかを勉強したり、テロのこととかを調べて考えて、そのうえで「もう一度撮ろう」と思って行くことになりました。
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