【写真展】ブローニュの森の娼婦、少数民族ロマ、ピカピカの都市…フランスの違和感を捉えた石川竜一最新作『OUTREMER/群青』が強烈すぎる!
『OUTREMER/群青』
―― 自覚的であれ無自覚的であれ、巨大な社会システムの中心にいる何者かに操られて生きているようで嫌だ、ということでしょうか?
石川 そうです。
―― 石川さんは沖縄出身者でありながら沖縄に対する憤りも感じていますよね。かといって本土におもねるわけでもない。「どっちも別に関係ないよ」っていうスタンスだと思うんです。それが、フランスに行ったことで社会システムの中心にある権力的なもの対して反発する自分を自覚した。
石川 でも、そういう自分も嫌だった。どうにかしたいと思いましたよ。自分のコンプレックスみたいなものをもっとしっかりと見たかったからラ・デファンスのような場所にも行ったし、そういう生活をしているブルジョアのような人に会って写真を撮らせてもらった。それまでなら、そういう場所やポジションにいないことを言い訳にして、そっち側の人をクソみたいに言っていたと思うんですよ。でも、やっぱりそれだけじゃない、みんな同じじゃないけどいろんな部分があるんだって思いたい。そういうことに一度しっかり向き合いたいというのはありました。
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