西成のサウナよりヤバイ!? 台湾の奇寺「金剛宮」に行ってみた! 死んだ男の目から手、のこぎりで足を切断も…!
入り口からは長めのスローブがあり、左右にブロンズ像が設置されている。『二十四孝』という、中国の孝行者たちを取り上げた書物の登場人物を立体化した作品だった。
おっぱいを出して年寄りに飲ませている像があったので「おお? 『マルサの女』の冒頭シーンか?」と思ったが、説明を読むと『乳姑不怠』と書いてあった。歯がなくなってご飯が食べられなくなってしまった母に、娘が乳を与えたという孝行話らしい。
爺のための赤ちゃんプレイではなかった。しかし直に母に乳を吸わせなくてもよいと思うが……。
他には、父親の病状を知るために父親の大便を味わった男性、母親の眼の病気を治すため鹿のコスプレをして鹿の乳をとりに行ったら撃たれかけた男など、孝行が行き過ぎてちょっとやばい人たちの像だった。
そしてやっと建物の入口が現れ中に入る。愛想の良い係の女性がいて「日本からですか? どうぞゆっくり見ていってくださいね」と言われた(と思う、たぶん)。
そして、まず現れたのがこのお寺一番の名物『四面佛祖』だ。たしかに顔が四方を向いていて、腕もたくさんあった。
多面多臂と言えばキン肉マンのアシュラマンを思い出すが、阿修羅像は基本は三面四臂の場合が多い。
四面だと、おそらく梵天さまの銅像だろう。インドのヒンドゥー教の神様ブラフマーだ。この世の中を作った創造神の一人だが(変な言い方)、途中で創造神の座を追われたし、そんなに人気がある神様でもない。
そのブラフマーの周りには、道教の神様である五路財神が飾られていた。
メインの展示なので、写真を撮っている人も多かった。
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