西成のサウナよりヤバイ!? 台湾の奇寺「金剛宮」に行ってみた! 死んだ男の目から手、のこぎりで足を切断も…!
そしてその先の仏教コーナーに行き着いた。どうやら施設の端っこにあたるようだ。
中に入ると、どーんとブッダが寝転がっていた。ブッダが入滅する様子を描いた涅槃像なのだが、あまり死んでいく感じはしない。全身金色で髪の毛は抜けるようなブルー、半笑いで半眼である。どうにもテレビを見ている非リア充な大学生っぽい顔だ。目の前に巨大なポテトチップスの袋を置いてあげたくなった。
そして圧巻だったのが、羅漢像である。おそらく五百羅漢の彫刻群だと思う。五百羅漢は、仏陀の入滅のさいに集まった弟子たちだが、大体は半裸の初老の人たちである。たぶんあんまり風呂も入ってない臭い人らだ。
そのオッサンらが、ところせましとズラ〜っと並んでいるのは、彫刻とはいえなかなか気持ちが悪い。混んでいる西成のサウナに入ってしまったような錯覚を覚えた。
かなり大きい施設だったし真夏に行ったこともあって、羅漢像コーナーを見終わった頃にはかなり汗をかいていた。
『最近は人気のスポットになっている』と聞いていたのだが、館内にいる間には10人くらいしかお客さんは見なかった。
周りを気にせず、のんびりと観覧できたのは楽しかった。
入り口の様子の通り、仏教、道教、ヒンドゥー教が入り混じったなかなか壮絶なお寺だった。
「神様なんてわけがわからない」と思うかもしれないが、台湾の漢字は簡略化していない繁体字なので、日本人にもだいたい読むことができる。その場でスマートフォンを使って検索すれば、どんな神様なのかわかって楽しい。
中には日本のサイトでは一切ヒットしない神様もいた。漫画を描いている人などで、「まだ日本人が気づいていないレアな神様を見つけたい!!」って思ってる人にはオススメかもしれない。
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