西成のサウナよりヤバイ!? 台湾の奇寺「金剛宮」に行ってみた! 死んだ男の目から手、のこぎりで足を切断も…!

 そして進んでいくと、色とりどりの神様がずらっと並んでいるコーナーに出る。『六十甲子神』という十干と干支にちなんだ六十の神様だ。丙午(ひのえうま)とか戊辰(ぼしん)とかのあれだ。60年で一回りして年をあらわしている。ちなみに2019年は己亥(きがい)である。

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 基本的には武器を持った老若男女という感じで、あんまり神様感はないのだがトップバッターである『甲子太歳金辯大將軍』だけはどえらいインパクトがある。

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 両目からニョッキリ腕が生えているのだ。そして手のひらには目玉がある。完全にダークサイドのヤツだ。

 目をえぐられて死んだ男の目に仙丹を入れたら手が生えてきた……みたいな話らしい。どこでも見ることができる能力者らしいのだが、さすがに見てくれが悪すぎる。これじゃ恋愛どころか、風俗に行くのも難しいぞ。

 先に行くと、冕冠(四角くてジャラジャラがついてる帽子)をかぶった人形がたくさん並ぶコーナーがあった。ここはどうやら中国の偉人コーナーらしい。ただ実在の人物とはいえ、普通に紀元前2000年くらいの人物もいる。それだけ古いと、もう実在だろうがなんだろうが神様みたいなもんだ。さすが中国である。

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 長い廊下には、まだまだ様々な神様像や人物像が並んでいるが、全部解説しているとキリがないので、少しはしょりながら進んでいこう。

 下るスローブが現れ進んでいくと、洞窟の中のような空間に進んだ。

 待ってました!! の地獄コーナーである。

 閻魔の前で、虎の腰巻きをつけた鬼たちに、亡者たちが拷問されている様子が立体で表現されている。日本でもたまに見ることができる、わかりやすい『グロテスク・アミューズメント・コンテンツ』だ。これを見に来たと言っても間違いではない。

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 生きながら犬に腸を食べられている男、縛り付けられのこぎりで足を切断される女、地面から生えた無数の剣に串刺しになっている人たち、など見るも無残な情景が広がっている。そしてそれを電飾とスピーカーで盛り上げて、より迫力が出ている。

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