改元にまつわる超ディープなトリビア5選! クリスマスが日本に定着した理由も、実は… 亜留間次郎が徹底解説!

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画像は「Getty Images」より引用

●幻の大正15年のクリスマス

 大正15年と昭和元年は同じ1926年で重なっていますが、厳密に切り替わった瞬間が何時なのかと言うと非常に面倒です。元号に関する細かい決まりは皇室典範に書かれており、大正7年の改正後、昭和22年に改正され、平成29年の版が最新となっています。

 大正天皇が崩御された時の大正7年の皇室典範を基準にすると、大正15年12月25日1時25分までが大正時代となり、昭和元年は大正15年12月25日1時26分からスタートしたことになります。つまり、大正15年12月25日は1時間25分しか存在しないのです。

 古い時代を扱うコンピューターシステムが明治と大正と昭和の切り替わりをどう処理しているのか不明ですが、ものすごいシステムエンジニア泣かせではないでしょうか?

 

●本当は存在しなかった明治45年7月30日

 同じような面倒は明治から大正へ変わるときにも起きています。明治天皇の崩御は7月30日午前0時43分というのが公式設定ですが、本当は7月29日22時43分であるとする説があります。「深夜に1時間ちょっとで新天皇への切替するの無理」ってことで2時間盛ったというのです。このため明治45年7月30日は43分しかありません。

 昼間に崩御していたら大混乱必至のシステムだったのですが、2回とも真夜中ということもあり、またコンピュータも24時間営業も存在しなかった当時はあまり問題になりませんでした。しかし、さすがに現代でこれはマズイということになり、昭和54年施行の元号法によって、崩御したその日は元号が変わらないことになりました。

 そのおかげで昭和64年は1月7日で終わり、平成元年が1月8日からスタートになりました。

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