「意識と量子力学の神秘と謎」について世界的物理学者ロジャー・ペンローズが語る!
「意識と量子力学の神秘と謎」について世界的物理学者ロジャー・ペンローズが語る! 宇宙人の存在や死後の意識も
また、動物も意識を持っている可能性があるとペンローズ氏は言及している。たとえば、A地点からB地点に向かうはずのゾウが、自分の妹が死んだ場所に向かうためにわざわざ遠回りをしたシーンをペンローズ氏は観たことがあるという。そのゾウは妹の遺骨を優しく鼻で取り上げ、まるで愛しげに撫でているように感じられたそうだ。ペンローズ氏はこうした行動は機械的な行為ではなく、我々と同じような心がある証拠だと考えているとのことだ。
2人の議論が動物の意識に向かった後、ローガン氏は「結局のところ意識とは何か?」と核心的な質問をペンローズ氏に投げかけた。ペンローズ氏の答えは「分からない。まだまだ調べることがたくさんある」だった。
対談は96分にも及び、量子力学や多世界解釈などにも及んだ。ペンローズ氏の学識には目を見張るばかりだが、その中でも最も興味深いのが地球外生命体の存在についてだ。
ペンローズ氏によると、地球外生命体がいるとしたら、人類よりもずっと前から宇宙に存在しているという。
「私の見るところ、地球外生命探査の問題は、宇宙人がたとえいるとしても、彼らは人類よりもずっと前から存在しているだろうということです。以前、私は同僚とともに、ビッグバン以前の前宇宙時代から存在する知的生命体が、人類と通信する可能性を論じた論文を発表したことがあります」(ペンローズ氏)
ペンローズ氏はこうしたアイデアを馬鹿げたものだと自嘲しているが、「馬鹿げたアイデアと遊ぶことで、自分の知識の枠内で満足しないでいられる」と、その重要性も指摘している。ペンローズ氏は今年で88歳になるが、そのとどまることを知らない知的好奇心には脱帽だ。今後の研究にますます期待したい。
参考:「YouTube」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊「意識と量子力学の神秘と謎」について世界的物理学者ロジャー・ペンローズが語る! 宇宙人の存在や死後の意識ものページです。宇宙人、地球外生命体、意識、マイクロチューブル、ロジャー・ペンローズなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで