マインドフルネス瞑想の大デメリットが発覚! 原因不明の恐怖、不安、不快感… 禅仏教にもリスク、科学者が警鐘!
仏教には大きく分けて”止”と“観”と呼ばれる2つの瞑想法がある。止(サマタ)とは一点集中型の瞑想法であり、ひとつの対象に意識を集中させることで心を落ち着かせる技法である。一方の観(ヴィパッサナー)は、身体に起こる現象をひとつひとつつぶさに観察していく技法だ。分析的な瞑想法は観の方である。いまここの現象に意識を向ける流行りのマインドフルネス瞑想も、ヴィッパサナー瞑想をベースとしているため注意した方が良いかもしれない。
また、禅宗の“公案”は脱構築的な方法と言えるだろう。「両手を叩くと音がする。では片手の音とはなんだろう」というように、一見してわけのわからない問いを突き詰めて考えることで、常識的な思考を解体していくからだ。
公案には禅宗独自のロジックが働いており、決して無意味な問答ではないが、そうした思考法に慣れていない人は頭がおかしくなってしまうかもしれない。
一方、負の経験をしにくい人は「宗教的な信念がある女性」だったという。
「瞑想研究の多くはそのメリットにばかり焦点を当てています。しかし、瞑想経験の科学的研究は拡張されなければならないと思っています」(シュロッサー氏)
瞑想にメリットがあることは間違いない。しかし、以前トカナでも報じたように、瞑想には記憶力の悪化や精神病の発症といった副作用があることも確認されている。また、熟練した瞑想修行者でも、適切な指導者を欠けば、とんでもない誇大妄想にとりつかれることもある。
そもそも瞑想法は、決して創造力やストレスの軽減のために生み出されたものではない。忘れられがちであるが、こういった効果の方こそ副作用であることは留意しておくべきだろう。仏教に限っていえば、瞑想は解脱するためのものだ。
瞑想の危険性は完全に取り除けるものではないが、適切な指導者の下で適切な瞑想法を学ぶことが何よりの予防策となる。少なくとも、流行に乗じてビジネスパーソンを狙った、創造力向上やストレス軽減を大きく喧伝している瞑想教室は避けた方が賢明だろう。
参考:「Science Alert」、ほか
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