太陽黒点が16日連続でゼロ、いよいよ太陽やばい! 地球の磁場が狂いまくるか、ミニ氷河期到来か…最悪の未来の詳細とは!?

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黒い部分がコロナホール 「Daily Mail」の記事より

 磁気嵐の発生により、人工衛星や地上の配電網への悪影響が考えられ、渡り鳥の方向感覚をも乱しかねないということだ。さらに太陽風による磁気嵐は地球の上層部の大気に化学的な変化をもたらす可能性があり、稲妻と雲をより多く発生させるという。また航空システムにも影響を及ぼし、フライト中の放射線被ばく線量が増加する。

 現在の“キレイ過ぎる”太陽はその好印象に反し、実に不気味な可能性を我々に警告しているようだ。

 

■“ミニ氷河期”到来の可能性も

 トニー・フィリップス博士が運営するウェブサイト「Spaceweather.com」で今回の太陽活動極小期が解説されている。

太陽黒点がない状態が続いています。これは 太陽活動極小期が進行中であることを示しています。太陽活動周期のこの段階は、太陽の大気に余剰な宇宙線と長持ちする“穴”をもたらします」(「Spaceweather.com」より)

 そしてもしこの“穴”、コロナホールがこのままの大きさでしばらく開きっぱなしであった場合、11年後に迎える太陽活動が最も活発になる太陽極大期(solar maximum)に地球が被る影響は計り知れないものになる可能性を指摘している。

 一方でNASAも同じように近い将来の太陽活動の“猛威”を懸念しているようだ。

「私たちの太陽が現在の極小期を通過した後、激しい噴火性の活動などの太陽活動は今後数年間で普通のことになると予想されます」(NASA)

 磁気嵐の脅威のほかに別の可能性も考えられるという。それは“ミニ氷河期”の到来である。

 欧米では近世にあたる1645年から1715年の間、70年にもわたって太陽黒点がほとんどない時期があったとされ、発見者にちなんでこの時期はマウンダー極小期(maunder minimum)と名づけられている。

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