意識をデジタル化→ビームで宇宙に運ぶ→アバターまとい宇宙旅行! 我らがミチオ・カク教授「レーザーポーティング」宇宙旅行を暴露!
■「レーザーポーティングはすでに存在している」
しかしながら肉体を持たない意識だけの旅というのは、なんだか味気ないものにも感じられるかもしれない。“見物”はできたとしても、身をもって旅先の出来事を体験することができないからだ。
だが、それを解決するのが自分の分身である“アバター”であるということだ。
「レーザービームによって意識と共に月の上にダウンロードされた情報は“アバター”を形作ります。アバターはあなたそっくりです。ハンサムで力強く、あるいは美しく、そして何より不死の存在です。そしてあなたは月の上を歩くことができるのです」(ミチオ・カク教授)
カク教授は、この技術はレーザーを使ったテレポーションであるということでレーザーポーティング(laser porting)と名づけている。このレーザーポーティングによって近傍宇宙への旅が実に手軽にストレスなく、しかも安全に楽しむことができるのである。
「これはすべて物理法則の中の話です。あえてリスクを取った言い方をすれば、これ(レーザーポーティング)はすでに存在しています。一歩地球の外に出れば、そこはレーザービームのハイウェイが行き交っているのだと考えます」(ミチオ・カク教授)
すでにこのレーザーポーティングを地球外生命体が活用していて、銀河の中で無数のレーザービームが飛び交っているのだとカク博士は主張している。このように光の速度で宇宙を移動することが、“宇宙人”にとっては基礎的な技術になっているというのだ。
残念ながら我々人類はまだレーザーポーティング技術を開発するどころか理解すらもできていない段階なのだが、まずは我々の脳の神経回路図の全容解明が急務の課題となる。そして現在この取り組みを行っている「Human Connectome Project」などによって、今後100年以内には脳の神経回路の全容である脳コネクトームが解明される時が来るとカク教授は説明している。
あと100年もすれば訪れるというレーザーポーティング技術を駆使した“宇宙旅行時代”がいったいどんな未来なのか、夢とロマンが膨らむ話題であることは間違いない。
参考:「Big Think」、ほか
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