自分のことを第三者的に語るだけで賢くなると最新研究で判明! 「イリイスト日記法」の圧倒的な効果とは!?

「汝自身を知れ」——これは古代ギリシアのデルポイにあった神殿の入り口に掲げられ、偉大なる哲学者ソクラテスも座右の銘としたという有名な格言であるが、実践するのは簡単なようで非常に難しい。だが、それを簡単に行えるテクニックがあるという。それは自分のことについて三人称で考えたり語ったりするというもので、米国とカナダの研究によると、これを実践することで感情のコントロールが上手くなり、推論が得意になり、より良い意思決定が行えるようになるというのである。

Why speaking to yourself in the third person makes you wiser (Aeon)

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画像は「Aeon」より引用


 自分の感情や考え方を把握し、適切にコントロールし、優れた意思決定を行えるということは、人間関係が複雑になったストレスフルな現代社会において、ますます重要な要素になってきている。そんな中で役に立つトレーニングとして提唱されているのが、自分を第三者目線で語るという方法である。

 小さな子供は「私」や「僕」といった一人称を使わずに、自分の名前を使って「○○ちゃんは〜」といった話し方をすることがあるが、これをラテン語のille(英語のheやthatを意味する)という単語にちなんで「イリイズム」という。古代の修辞法では自分のことを「彼」と三人称で表現することがある。有名なのはユリウス・カエサル『ガリア戦記』で、カエサルは自らの行動を「カエサルは〜」「彼は〜」という形式で記述している。

 このイリイズムを用いることで、人間は自分の感情や行動をより客観的に把握したり分析したりしやすくなるという。その効用に目をつけた心理学者が、カナダ・ウォータール大学のイゴール・グロスマン氏と米ミシガン大学のイーサン・クロス氏の二人である。今年、彼らは300人の被験者を用いて、イリイズムの効用を実験した。

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