500年間凍っていた「イヌイットの8人一家」の美しすぎるミイラ! まるで生きているよう…生き埋めも!
髪の毛や爪が残るなど、とても500年前のものとは思えないほど保存状態が良好だった原因は、地中の温度が0度以上にならなかったこと、そしてその体が毛皮の服や布で巻かれて保護されていたことにあると考えられている。いくつもの偶然によって作られた、まさに奇跡のミイラなのだ。
ミイラの中でもとりわけ注目されたのは2人の子供である。成人女性たちが自然死とみられる一方、子供たちは生きたまま埋められたのだと考えられているからだ。かつてイヌイットには母親が死ぬと、その遺体と一緒に子供を埋める習わしがあったという。世話する者がおらず餓死させるくらいならば……と、せめて死後の世界で母子が一緒に暮らせるようにとの思いからだったと推測されている。また、4歳の子供にはダウン症の形跡があったという。熱心に世話をしてくれる母親なしで、子供が生き抜くことは難しい……そんなかつてのグリーンランドの苦しい生活がうかがわれる悲しい習慣である。
現在、8体のミイラのうち4体は、グリーンランド首都ヌークの国立博物館に展示されている。“緑の島”という名に反して大部分が氷床と万年雪に覆われた島で、人々がどのように生き抜いてきたのか、8体のミイラはその貴重な証言者といえるだろう。
参考:「Daily Mail」「The Sun」ほか
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2024.10.02 20:00心霊500年間凍っていた「イヌイットの8人一家」の美しすぎるミイラ! まるで生きているよう…生き埋めも!のページです。ミイラ、イヌイット、グリーンランドなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで