500年間凍っていた「イヌイットの8人一家」の美しすぎるミイラ! まるで生きているよう…生き埋めも!
つい最近、ドナルド・トランプ米大統領が購入の意思を示して話題になった北極圏の島国グリーンランド。1970年代、この凍り付いた島で、非常に保存状態が良い8体のイヌイットのミイラが発見された。8体のうち1体は髪の毛や眉毛も残る生後わずか6カ月の赤ちゃんのミイラで、最近の研究によれば、母の遺体と共に生き埋めにされてしまったのだという――。
ミイラが発見されたのは1972年、場所はグリーンランド西部ウマナック島近くの半島にあるキラーキッチョック(Qilakitsoq)の洞窟で、発見者はハンターの一行だった。ミイラのあまりによく保存されていたため、発見者らは最近の遺体だと思い込んで警察に通報したという。だが後の調査で、遺体はおよそその500年前、1475年頃の自然に乾燥してできたミイラだと判明する。洞窟の近隣には放棄されたイヌイットの居留地があった。
1メートルほど離れた二つの墓から見つかった計8体のミイラは、50歳代の三姉妹とその娘とみられる3人の女性、そして4歳の男の子と生後6カ月の赤ちゃんであった。8人は血縁関係にあったようで、遺体はどれもアザラシやトナカイから作った暖かな毛皮の服で包まれており、ほぼ同時期に死亡し、埋葬されたとみられている。詳細な死因はわかっていないが、6人の成人女性は腎臓結石や便秘など健康問題で自然死したものと推測されている。
これらのミイラは土葬された遺体が凍結、自然乾燥して偶然ミイラ化したものと考えられており、一部は白骨化しているが、5人の女性たちの額や顎には特徴的な刺青も残っていた。これは社会的立場や地位を示すものとみられ、一番若く未婚と思われる女性には刺青はなかった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊500年間凍っていた「イヌイットの8人一家」の美しすぎるミイラ! まるで生きているよう…生き埋めも!のページです。ミイラ、イヌイット、グリーンランドなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで