「オススメのホラー映画ベスト3」を『地獄少女』白石晃士監督が選出! 新作は“青春ホラー”の傑作!!

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画像は「地獄少女公式サイト」より引用


 白石晃士監督の地獄少女が11月15日(金)に全国で公開される。

『地獄少女』とは、2005年から放送されているテレビアニメだ。

 一話完結ものの作品で、各話に主人公がいる。主人公は「いじめられている」「肉親を事故で失った」など怨みを抱えて生きている。

 強い怨みを持った者が、午前0時にのみアクセスが可能になる「地獄通信」というウェブサイトがある……という都市伝説が流れており、主人公たちはこのサイトの存在を知りアクセスする。

 そして地獄へ流したい者の名前を書いて送信すると、地獄少女こと「閻魔あい」が三藁こと「一目連」「骨女」「輪入道」と共に現れて主人公の怨みを晴らしてくれる。標的になったものは永遠の地獄へ送られる。

 ただしハッピーエンドではない。

 依頼した者もまた、死後は地獄へ送られてしまうという代償が待っている。まさに、「人を呪わば穴二つ」の物語だ。

 深夜アニメとしてスタートした『地獄少女』だったが異例の高視聴率番組になった。

 2005年から2009年にかけて第一期~第三期が放送され、2017年には8年ぶりに第四期が放送された。

 人気はアニメだけではおさまらず、漫画、小説、舞台、テレビドラマ、ゲーム、パチンコ、とあらゆるメディアで展開している。

 そして白石晃士版『地獄少女』は、初の劇場版映画であり、ファンからはとても期待されている作品だ。

 注目のキャストは、主人公閻魔あいを玉城ティナが演じている。玉城ティナは『貞子vs伽椰子』の女子高生役以来の白石監督とのタッグになる。最近では『Diner/ダイナー』(2019)『惡の華』(2019)と立て続けにヒット作・話題作に出演、鮮烈な演技が話題を呼んだが、今回は感情を表に出さない人ならざる存在“閻魔あい”を、徹底した役作りで見事に体現している。

 さらに、骨女に橋本マナミ、一目連に楽駆、輪入道に麿赤児、と豪華な配役がなされている。

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 白石監督は前作が2018年に『不能犯』、2016年に『貞子vs伽椰子』と、原作アリの作品が続いている。ただ、どちらもかなり“白石色”が強い作品になっている。

 今回の作品は、白石監督のオリジナル脚本である。

 『地獄少女』の噂でわく女子高生たちグループ。その中にいながらも、あまりなじめず浮かない表情を浮かべる市川美保。クラスではそんな日和見な雰囲気で過ごす彼女だが、大好きなアーティスト魔鬼(マキ)のライブには足繁く通っていた。

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 ライブハウスで出会った、クラスにはいない奔放なタイプの女性・南條遥とは打ち解け合い、一緒に魔鬼のコーラスのオーディションを受ける。だが、受かったのは遙だけであり、そしてその後なぜか遙は美保に冷たくなっていく……というストーリーを軸に、様々な人間の「怨み」がからみあう話になっている。

 誰が誰を怨んで地獄に流し、そして自らも地獄へ流されるのか……、ぜひ映画を見て確かめてほしい。

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 今回は試写会で映画を拝見させてもらった。

 個人的には「青春」の匂いがプンプンとする作品だと思った。映画を見た後に監督の発言をたどってみると、やはり『青春映画』だと語っていた。

 登場人物は、女子高生、アイドル、バンドマン、ルポライターと様々だが、それぞれの正義や怒りや目的を持って生きている。

 最初は、無目的に生きているように見える市川美保も、南條遥と関わってからは生き生きと人生を楽しみはじめる。ただ活動的になるがゆえに、人を怨む羽目にもなる。

 キラキラと楽しくリア充な生活をするのも“青春”だが、人を憎んで憎んで復讐するのも“青春”である。

 “青春”の明暗を真正面から描いているのがとても潔いと思った。

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