タコは「彗星に乗ってやって来た」地球外生命体だった!! 一流学者が次々指摘、「ホイル=ウィクラマシンゲ説」立証へ!

乾燥凍結されたタコの卵が地球に到達した可能性

 地球上の生物が地球外由来であるとするのは、これまでも「パンスペルミア説」などで説明されているが、ウィクラマシンゲ氏らの見解では、生命が宇宙から地球に単純に引っ越してきたのではなく、現存の生物に“寄生”するレトロウイルスとしてやってきたのだと説明している。地球の歴史のいずれかの時点で宇宙から多くのレトロウイルスが彗星などに乗って地球上に送り込まれ地球上の生物に宿り、カンブリア爆発のタイミングで一斉に発現して生物の多様化がドラスティックに進んだと考えられるのだという。

 そして現存する生物種の中で、地球外の影響を最も受けているのがタコやイカなどの頭足類であるということだ。カンブリア爆発の期間中、頭足類は貝から枝分かれして短期間で見事な進化を遂げたと考えられているのだが、実はこの頭足類については、レトロウイルスの発現で進化したのではなく、凍った卵の状態で隕石の状態で地球にやってきた可能性がある点を指摘している。つまりタコはハイブリッドではなく正真正銘の“エイリアン”だということになる。

タコは「彗星に乗ってやって来た」地球外生命体だった!! 一流学者が次々指摘、「ホイル=ウィクラマシンゲ説」立証へ!の画像3
「Alien UFO Sightings」の記事より

 頭足類の高い知能や複雑な神経系、カモフラージュが可能な体表、高性能カメラのような優秀な目などもまた、一般的な地球上の生物にはない特徴である。

 またタコやイカには自力でDNAを編集して環境に適応できるという、一般的な生物ではあり得ない驚くべき能力を持っているのだが、この能力こそがまさにタコがエイリアンであることの最大の証しであるという。したがって5憶年前に彗星の上で乾燥凍結されたタコの卵が地球に到達した可能性を排除すべきではないと研究では言及されている。

 はたしてタコは地球生まれの“エイリアン”なのだろうか。別の科学者たちからは、「ホイル=ウィクラマシンゲ説」はまだまだ受け入れられるものではないという声も少なくないのだが、今後の研究の進展には引き続き期待が高まる。その前に映画『E.T.』のように地球上の“残留孤児”を引き取るべく、はるか彼方の宇宙から“お迎え”が来るのかも!?


参考:「Alien UFO Sightings」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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