心と脳を蝕む恐怖の病「ケモブレイン」の超ヤバい症状とは!? これまで“気のせい”で片付けられてきた異変、原因は●●!

「ケモブレイン(chemo brain)」をご存じだろうか。「がん関連認知障害」または「化学療法関連認知機能障害」と呼ばれることもある。抗がん剤治療等により引き起こされる記憶力、集中力、作業能力の一時的な低下状態を意味する。

■“気のせい”にされやすい「ケモブレイン」とは?

 “一時的”なら、と胸をなでおろしたいところだが、これが意外と厄介なのだ。なにしろ、原因や対処法が解明されておらず、医療現場でも十分な情報がないため、医療関係者に症状を訴えても「気のせい」と片付けられてしまい、親身になってもらえないのだから。

心と脳を蝕む恐怖の病「ケモブレイン」の超ヤバい症状とは!? これまで気のせいで片付けられてきた異変、原因は●●!の画像1
「Big Think」の記事より

 ちなみに、ケモブレインの代表的な症状は以下の通り。

●ものの名前、人名、顔をすぐに思い出せなくなる。
●物忘れが激しくなり、マルチタスクが難しくなる。
●交通機関での移動が苦手になる。
●新しいスキルを学ぶのが難しくなる。
●何をやるにしても以前より時間がかかる。

 人によっては、ケモブレインのせいなのか加齢なのか判別が難しいかもしれないが、いずれにせよ本人には心労だ。自信を失ったり、人間関係や職場でのパフォーマンスに影響を及ぼしかねない。それなのに、周りに苦しみを理解してくれる人がいないとなると、どれほど孤独だろうと察するに余りある。

 だが、最近になって患者に寄り添ったケアが重要視されるようになり、特にアメリカではこの問題への取り組みが顕著になってきた。

 オハイオ州クリーブランドの「クリーブランド・クリニック」は、全米ベストホスピタルランキングの心臓部門第1位、循環器内科に至っては10年連続1位を獲得するなど、高度な医療レベルの提供で有名だ。ここの腫瘍内科に勤務するメガン・クルーズ医師は乳がんの専門医として患者からの信頼が厚い。

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「Cleveland Clinic」より

「ある研究で、がん患者の最大75%が化学療法の間に、なんらかの副作用を認知しています。そのうち35%は、治療が終わった後でも不快感が消えませんでした」(クルーズ医師)

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