物質を発火させる超能力「パイロキネシス」の実話集! 言葉で、息で、目で… “不審火”を生む少年少女たち
2020.05.18 14:00
さらに1982年には、ベネデット・スピーノという名前のティーンエイジャーが、歯医者の待合室でコミックを読んでいると、突然コミックが炎上する出来事が起きた。本は灰になるほど燃えたのだが、驚くべきことに彼の手はまったく無傷のままだった。
しかしある朝、ベッドで彼は自分のパジャマが燃えていることを知って慌てて起きて消し止めた。この時は彼も重い火傷を負ったということだ。そしてこの後、ほかのケースと同じように彼が行く先々で家具や紙類が発火する現象が起こるようになったという。
そして2011年には、フィリピンのイロイロ市で奇妙な一連の出来事が起きた。
エマという名前の3歳の女の子が部屋にあるモノの名前を呼び、それに続けて「火」と言うと、必ずそのモノが発火して燃え上がることが報告されたのだ。少女の母親によれば、ラジオ、枕、毛布、マットに続けて「火」と口にするとそれらが燃え上がったという。
このエマの驚くべきパイロキネシスの能力は記者や警察官を含む多くの人々によって目撃されている。そして超常現象調査官が詳しく調べても、エマとこの屋敷に何の異常も発見することはできなかった。
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