なぜ人類はまだ宇宙人と会えないのか、すごい仮説登場! フェルミのパラドックス超えの「グレートフィルター」論とは?

 人類の悲願である地球外生命体の発見の日は近いのだろうか。しかし説得力を持つある理論によれば、地球外生命体の発見には“人類滅亡”のリスクがあるというのである。いったいどういうことなのか――。

■地球文明を阻む“グレートフィルター”とは

 間違いなく人類史上最大のイベントの1つになるのが、地球外生命体を発見する日であり、地球外文明とのコンタクトが実現する日だ。

 はたして“その日”は近いのか。

 人類が地球外文明を発見できるのかどうか、まずは我々の文明の技術水準をよく理解しておかなければならない。

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「Daily Grail」の記事より

 1964年に旧ソ連の天文学者ニコライ・カルダシェフが考案した、宇宙文明の発展度を示す3段階の尺度が「カルダシェフスケール」である。

 その惑星で利用可能なすべてのエネルギーを使用および制御できる文明は「タイプ1型」なのだが、我々の文明は残念ながらまだこの1型すら実現していない。タイプ1型の文明になることでようやく本格的な宇宙探査が可能になるともいえ、我々がまだ地球外生命体を発見できていないのも、こうした事情によるという説明も成り立つ。

 我々は一刻も早く再生可能エネルギーのみで成立するタイプ1型の文明に到達しなければならないわけだが、それを阻んでいる“障壁”として考え出された概念が「グレートフィルター(Great Filter)」である。人類文明の前に立ちはだかるこのグレートフィルターによって我々はタイプ1型の文明にも到達できなければ、地球外生命体を発見することもできないということになる。

 この宇宙に無数の天体があり、天文学者たちは、そのかなりの数を詳しく観測しているのだが、これまでにどこにも生命の痕跡を発見できていない。

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画像は「Pixabay」より

 物理学者のエンリコ・フェルミはかつて、地球のような知的生命体を宿した天体がほかにも多くある可能性が高いにもかかわらず、地球外文明が地球に一切接触してこない不可解な事実を指摘し、これが「フェルミのパラドックス」と呼ばれることに。なぜそのような矛盾があるのか、その理由の1つがグレートフィルターということにもなる。

 人類はこのグレートフィルターを乗り越えることができるのだろうか。我々はタイプ1型の文明に到達できるよう、日々邁進していかなくてはならないのだが、しかし話はそう単純なものでもないようだ。グレートフィルターには“人類滅亡”リスクもあるというのである。

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