一部の視覚障害者は“見えないのに見えている”と判明! 謎多き「ブラインドサイト(盲視)」、意識の概念に大変革か!?
2020.07.07 10:00
見えないけれど見えている——この矛盾した状況は、人間の「意識」についても大きな疑問を投げかけている。ブラインドサイトが示すのは、意識に上らないことも脳内ではしっかりと情報化されており、無意識のうちにその行動処理に組み込まれているということだ。「知覚」「意識」「見る」といったごく当たり前の概念が、実は曖昧で不明確であることを突きつけてくるのである。
ブラインドサイトに注目しているのは科学者だけではなく、人間の意識について探求する哲学者らも大いに興味を抱いているという。我々は自分の意識、つまり心についても、その在り方さえ実はまだよくわかっていないのだ。
参考:「Science Alert」ほか
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