隣の腐乱死体、山の怪異、呪詛物の見分け方… 超人気怪談師・田中俊行が最恐エピソードを披露！ 清水あいりも絶叫!!

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■オカルトコレクター・田中氏が出会った最凶の呪物

田中　　清水さん、僕は「オカルトコレクター」という肩書も持っているんですが、いろんな呪われた物を集めているのです。

清水　　呪われた物とは、例えば？

田中　　人を呪うために使う呪詛人形とかですね。

清水　　あぁ、藁人形みたいなものですか！

田中　　そうですね。人形に魂を入れて、呪いたい相手を不幸にするアレです。そういった呪詛物を、僕は怪談のサークル仲間から情報を得て仕入れたりしています。

　例えば「あそこの骨董遺品屋にいい呪いのアイテムがある」、とか教えてくれます。そしてそのお店と仲間がアポを取って連絡してくれるんです。

　今、購入しようかすごく迷ってる呪詛物があるのですが、何百年も前にO山県辺りで山岳信仰していた人たちの呪詛物だったそうですが、二桁万円もするんです。

清水　　ええ〜！ そんなにするんですか!?

田中　　そう、一桁では買えない。御本尊様やご位牌を安置する観音開きのお厨子に入っていて、パカッと開けたら小さな頭蓋骨が納められているんです。お店の人は「猿の頭蓋骨」と言っていたのですが、どうやら違うらしい……。それでも僕には、なんだか買わなきゃいけないように思えたんですが、怪談仲間から「やめとけ」と止められて迷っています。

清水　　それは買わないほうが良いですね。本物だったら犯罪になっちゃいますよね。

田中　　そうですよね。でも、呪われた物って、なぜかめちゃくちゃ魅力的なんです。僕はオカルトコレクターですけど、そんな物にまったく興味ないような人でも、誰に勧められるでもなく「これください」とふらふら～と買ってしまうことがあるらしいんです。

　でも、その頭蓋骨が納められた呪詛物がやっぱり欲しくて、行方を聞いたら預けてる人に連絡取ってくれたんです。すると連絡がつかず、「あいつ死んじまってるんじゃねーの？」って。とりあえず連絡きたら僕に電話するからって。

清水　　ええ〜！ 気の毒すぎます。

田中　　アンテナ伸ばしていると、たまにそういった本物に出会うことがありますね。

清水　　じゃあ、これまでに出会った最強の呪詛物ってありますか？

田中　　山に関連する物でしたね。チベットの仏教のお面だったんですが、先程のお店のオーナーから聞いて、「これは俺でもきつかったって」言ってました。なんでも、そのお面を置いてから、店内の食器がペキペキと音を立ててひとりでに割れるようになったらしいんです。そしてオーナー自身も、毎晩悪夢にうなされると。

清水　　そのお面には何が込められているんでしょうか……？

 
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